conserve
沖縄の伝統的暮らしの中から自然との関わり方を学び、環境保全に活かし取り組む~干潟、海岸林、川辺の環境の保全~
ちゅらさの会は沖縄県恩納村の自然環境や地域の伝統文化・暮らし方を保全継承することを目的に活動しています。自然と生活の関わりを理解し活用できる人材を育てるために、講座や清掃活動、エコツアーガイド養成などを行なっています。
ちゅらさの会は沖縄県恩納村の自然環境や地域の伝統的文化・暮らしを保全継承することを目的とした活動を展開しています。
沖縄は生物多様性に富み、狭い地域に非常に多くの種が生息しています。また台風や海風など自然の脅威と常に共に歩んできた歴史があります。島の祖先は、海岸林や屋敷林を植え、住み心地の良い空間をつくってきました。その緑が守る村の風景は、長い間に培われた持続可能な暮らし方や文化に基づいています。現代において、祖先が残した美しく豊かな自然を活用した暮らし方、自然との付き合い方を伝えるために、地域住民、学校、行政、企業などを巻き込んで、次の事業を実施します。
・屋嘉田潟原、万座毛の動植物の調査および保全方法の検討、『図鑑』の出版。
・GPSとカメラを使用した屋嘉田潟原の干潟の生物調査と巨大地図づくりを環境教育事業の一環として小学校生徒を対象に実施。(年1回開催:計18回実施)。
・エコキッズによる海岸のゴミ拾い清掃・エコ体験のイベントを企画、実施(エコ体験の活動例:薪を使用した伝統的な料理づくり、昔の暮らし方の体験やアダンの葉などを利用した玩具づくりなど。清掃活動、エコ体験企画ともに月1回開催:18年目)。
・伝統的な暮らし方インストラクター養成講座の企画、実施(講座例:フクギ染など草木染の方法、伝統料理作り方、琉球の古謡、琉歌の学習会、村の祭事について)。
・恩納村エコツーリズム研究会立ち上げおよび地域住民向けエコツアーガイド養成講座の開催。
・沖縄語の保全を目的とした、沖縄の動植物、生活用品のウチナーグチ(南恩納地域)名称カレンダーの出版。
・海洋環境の保全を目的とした赤土流出防止のための畑づくりの実証実験や自主勉強会、シンポジウムの開催。
・海岸線の植物が台風被害にあい、その回復を目的とした植樹活動の実施(企業の社会貢献活動の申し出を受け、地域住民と連携し企画実施。合計4回開催)
・環境保全活動の発表など「いい川・川づくりワークショップ」入賞。