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多自然川づくりを通じた生物多様性の保全と地域づくり

本会では、上西郷川を自然豊かな郷川として後世に残し、保全活動を通して、地域をより良くしていくネットワークの形成と、多くの人々が集まる拠り所をつくることを目的に活動しています。

上西郷川は地域住民や九州大学、福間南小学校の教諭、福津市職員などが参加した上西郷川の環境改善のためのワークショップ(平成19年から実施)の結果を元に、多自然川づくりの手法によって再生した川です。本会はそのワークショップの参加者の有志により組織されており、九州大学の研究者や元小学校校長、地域コミュニティの役員、子育てに関わる地域活動の役員、保育所の教諭、市職員など多様な職種の地域住民や有識者によって構成されています。お互いの知識や技術、人的ネットワークを活用しながら、「無理せずそれぞれができることをやる」をモットーに楽しく活動しています。また、子育て世代からリタイヤ組まで幅広い世代の会員がいることで、多様なアイデアが生まれ、年々活動内容がブラッシュアップされています。

本会は上西郷川を自然豊かな日本一の郷川として後世に残し、上西郷川の保全活動を通して、地域をより良くしていくネットワークの形成と、多くの人々が集まる拠り所をつくることを目的に活動しています。

主な活動は、川遊び体験や生きもの観察会の開催、流域にある福間南小学校の4年生が学ぶ環境学習や子ども会、企業の地域貢献活動のサポート(観察会や子どもたちが中心となった市民普請による河川工事など)、ボランティアによる清掃などの環境美化活動、地域の文化祭や市環境フォーラムでの展示及び体験ブースの出展を通した上西郷川の魅力発信、上西郷川の保全活動と河川環境保全や啓発について流域連携を図っていくための郷川フォーラムの開催などです。

これらのさまざまな活動は、上西郷川の多自然川づくりへの理解を深め、保全活動の担い手となる「上西郷川のファン」づくりの実現に向けて実施しています。また、活動を通じて多世代や福間南小学校校区、さまざまな職種の人々が交流し、子どもたちを健全に育成することができる地域づくりとそのネットワークづくりを目指しています。

更新日:2019.12.26  ※記事の内容は投稿当時のものです