生物多様性5つのアクションたべようふれようつたえようまもろうえらぼう

conserve 

全国の半導体製造拠点で行う地域密着型活動

当社グループの主要製造8拠点において、所在する県や市の絶滅危惧種を中心に専門家及び団体と連携した保護・拡大活動を行うと共に、地域とも協調した取り組みを推進しています。

当社グループでは、2010年10月開催の第10回生物多様性条約締約国会議(COP10)で合意された「愛知目標」の達成(主にNo.5,11,12)に貢献するため、国内の主要製造8拠点を中心に、環境マネジメントシステム活動テーマとして地域の特性を踏まえた生物多様性保全活動を継続的且つ積極的に推進しています。活動に際しては、半導体事業における環境影響を踏まえ、地域貢献と自然との共生を図るため、2013年度から活動をスタートしました。

まずは敷地内の生きもの調査、地域のレッドリスト調査、地域の専門家による踏査、周辺地域を含む生物多様性ポテンシャル評価などを実施し、2014年度には調査データをもとに対象となる指標種を選定し、保護・拡大するための施策を策定しました。そして2015年度から本格的に指標種の定期測定を開始し、さまざまな改善施策を行なっています。

現在、北海道の東芝ホクト電子(①)では「エゾサンショウウオ」、岩手県のジャパンセミコンダクター本社・岩手事業所(②)では「サクラソウ、クリンソウ、ニッコウキスゲ、オカトラノオ、エゾエノキ(国蝶オオムラサキ呼び込み)」、石川県の加賀東芝エレクトロ二クス(③)では「オオニガナ、カジカエデ、テドリトクサ」及び「森林整備」、神奈川県のニューフレアテクノロジー(④)では「富士山周辺の環境保全」、兵庫県の姫路半導体工場(⑤)では「フジバカマ」と「カワバタモロコ」、姫路東芝電子部品(⑥)では「野路菊及びウマノスズクサ」、福岡県の豊前東芝エレクトロ二クス(⑦)では「アゲハ蝶」、大分県のジャパンセミコンダクター大分事業所(⑧)では「ホタル」の保護・拡大活動を地域とも連携し継続的に実施しています。

これらの活動及び結果については全拠点と共有を図り、それぞれの活動の更なる向上に役立て、当社グループの一体感醸成と共に、従業員の環境意識向上にも繋げています。

更新日:2019.12.26  ※記事の内容は投稿当時のものです