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(日本語) 夢×自然科学「ネイチャースペシャリストクラブ」

目標は「自然を客観的に見つめることのできる未来の自然の守り人を育てること」です。大学以上のレベルの自然科学技術を取り入れながら、自由な発想や考察を大切に、子どもたちや若者の夢に家族のように寄り添います。


地域の自然のハテナを科学のパワーで調べに行きます。

「ネイチャースペシャリストクラブ」(以下ネイスペ)は、「過疎化や高齢化の進む山形で、未来の自然の守り人はどうなってしまうのだろう……?」という疑問からスタートし、山形の行政・環境団体・大学などの専門家と協力しながら、夢のカケラを集める年代である小学生と、夢を実現させていく大学生を対象に実施しています。
ネイスペ最大の特徴は、大学のレベルを超えて「自然科学技術を楽しく用いること」です。毎回異なる内容を提供することで、地域の方々の連携を広げていきながら、参加する子どもたちの好奇心を刺激するように心がけています。
ネイスペでは低学年と高学年の2つのクラスを設けており、低学年クラスでは生きものの観察・捕獲・制作を通じて自然への親しみや興味を育てる活動を、高学年クラスでは地域の自然を楽しく調べながら、「〇〇とは何か?」といった、生きものや言葉の根源にかかわる問いを自分の言葉で考え、マイ・フィールドノートに記録していきます。例えば、外来魚の釣りと試食体験から「外来魚とはそもそも何なのか?」や川虫捕獲から「生態系とは何か?」、鉱物採集から「地球は生きものか!?」、DNA実験から「生きものとは何か?」など様々なテーマを持った内容を各クラス年間7回ずつ実施します。活動では自然物に実際に触れることも大切にしており、生きものの捕獲・死・循環を通して、倫理・衛生・許可・技術なども学んでいきます。
このネイスぺでは、子どもたちのサポート役として大学生に協力してもらっています。大学生の夢も自然科学分野にあることが多いため、就職先の紹介や技術指導など、一人一人に合わせた支援にも力を入れています。
参加している子どもたちや大学生だけでなく、専門家の方々や地域の方々にも、ネイスペを通じて「私なりの生物多様性に対してできることってなんだろう?」を感じてもらえるように、活動しています。


彼らが先生。一人一人違う感性で学び、夢に繋げていきます。

更新日:2018.12.26  ※記事の内容は投稿当時のものです