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(日本語) 生態系への影響を考えると化粧品は「無添加」になる

世の中の「不」を解消するために生まれた「無添加化粧品」は、肌にストレスを与える「成分」を一切使っていません。加えて地球の「生態系」も考慮した商品づくりをし、40年近く消費者に「無添加化粧品」を提供しています。


肌へのダメージを考え「毒性テスト」は細胞や皮膚モデルで実施

【化粧品原料】
「防腐剤」「石油系界面活性剤」「合成色素」等の化学物質は、高濃度で皮膚の表面張力を低下させ、細胞破壊作用がある。化学物質が低濃度でも、毎日,長期間使用することで、肌に蓄積されると共に、単体では問題がなくても、複数の物質が浸透することで破壊力が増す等、人間に健康被害を及ぼす。さらに化学物質は、使用後に下水処理されない状態で川に流れると、生物に害(奇形、不育など)を及ぼす。
そこでファンケルは、1982年から「無添加化粧品をつくる」をテーマに、「蜂蜜」等の生物原理(蜂蜜の「糖」は水を吸収するため、「菌」の繁殖を抑え保湿力も高い)を応用し、「マンニット」等の「自然の糖」を使用した「無添加化粧品」を生み出した。
さらにファンケルは、独自の安全評価基準「FSS」を設定。化学物質(防腐剤・香料・合成色素・石油系界面活性剤・紫外線吸収剤・旧表示指定成分な等)を完全排除し、原料,容器,生産,使用期間等で工夫を行い、生態系を守る「無添加化粧品」開発の進化を遂げる。
例えば
① ほとんどの化粧品原料に含まれている「深海ザメ」の「スクワラン」原料を中止し、植物原料(さとうきび、オリーブ)に切り替える
② 品質(腐敗、酸化、変色、異臭がない状態)を保つため「小容量」にする
(5mlから始まり現在は、30mlまで対応)
③ 「酸化」を防ぐため「密封容器」を採用、化粧品「製造年月日」を明記

【容器のエコ】
ファンケルの容器は無添加のため、「詰め替え用」製品を作ることができない。また小容量容器のため、ごみ発生頻度が高いデメリットがある。そこで化粧品容器は、「軽量化」や「バイオプラスチック」に替えている(例:マイルドクレンジングの「軽量化」シャンプーボトル等の「サトウキビ」抽出の「廃糖蜜」を使う「バイオプラスチック容器」)

【化粧箱のエコ】
製品の化粧箱では、紙の無駄を省くため、使用説明書の60%は、化粧箱の裏に印刷する。


「防腐剤」を加えない、傷む前に使い切れる量だけつくる

更新日:2018.12.26  ※記事の内容は投稿当時のものです