まもろう たべよう つたえよう
海と田んぼからのグリーン復興プロジェクト会議
海と田んぼからのグリーン復興プロジェクト(千葉県我孫子市)
https://sites.google.com/site/greenfukko/
生物多様性に配慮した暮らしの復興をキーワードに、大学・NGO・企業・政府・自治体・国連機関など多様な有志が集まり、未来の東北へ向けての作戦会議を開いています。
▼Webサイト
https://sites.google.com/site/greenfukko/
また、復興庁の助成などを受けた、地元住民と力を合わせたコミュニティ再生に向け、「グリーン復興」を通じた地域活性化の実践にも挑戦しています。
▼Webサイト
http://www.green-r-p.jp/
(活動)
1.東北の未来の姿の議論(未来洞察)
2.支援活動(例:被災地の生物多様性モニタリング、被災田んぼのふゆみず田んぼによる復興、仙台市沿岸への植林や植生回復活動)
3.復興事業化(浦戸諸島や南三陸町での地域コミュニティと連携したグリーンツーリズムの企画、グリーン復興バリューチェーンの創造(地場の商品開発とテスト販売))
4.上記のような活動の定期的な意見交換の場づくり、視察(エクスカーション)
たとえば、浦戸諸島では、地域コミュニティと連携したグリーンツーリズムの企画は地元住民の方々と力を合わせ、人的、文化的基盤をもとに築く新たなグリーン/ブルーツーリズムや地域の商品開発の推進など、地域活性化を目指して活動しています。松島湾に浮かぶ浦戸諸島(宮城県塩竃市)の人々は、牡蠣・海苔の養殖を生業とする傍ら、お米や野菜を栽培し、豊かな生態系からの恵みを享受して暮らしてきました。しかし、2011年3月11日の東日本大震災では、津波が島を呑み込み、多くのものを奪い去ってしまいました。世界有数の漁場および農地を保有するこの地域の豊かさを支える生物多様性の回復を促すことで、より確かで持続可能な復興につながると考えています。そこで、私たちは、浦戸諸島や松島湾に関わる人たちに、漁業の手が休みの期間である春から秋の収入源となる、エコツーリズムや商品企画のお手伝いを、挑戦しています。
そのほか、被災地の生物多様性モニタリングはアースウォッチ・ジャパンと協力して市民モニタリングを行っています。被災田んぼのふゆみず田んぼによる復興は、南三陸町や陸前高田市で、ふゆみずたんぼを復活させて、チャリティ付の「福幸米」としてWWFなどで販売しています。
活動はそれぞれが自主的に行われているもので、ブロジェクトとして統括を行っているわけではないゆるやかなつながりとなっています。会議では、先進的な「グリーン復興」の試みを学び合う場を提供しています。このように、幅広く賛同を呼びかけながら、具体的なプロジェクトを展開すると共に、復興計画関係者にも生物多様性の重要性と配慮を改めて呼びかけ続けています。
[映像での活動紹介はこちら:
https://sites.google.com/site/cepajapan2012/home/information/umitan12]