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まもろう 

結の森プロジェクト

コクヨ株式会社(大阪府大阪市)

https://www.kokuyo.co.jp/csr/yui/

2006年、高知県四万十町大正地区の民有林を「結の森」と名付け、「人工林の再生」と「自然環境と地域社会の再生」をテーマに、間伐と間伐材の有効活用を中心とした森林保全活動を実施しています。


間伐の効果検証のため四万十高校生と植生調査を実施しています。

1.活動目的
健康な森を育てるためには、適正な管理と手入れが必要です。このプロジェクトでは、コクヨ、カウネット、四万十町森林組合、高知県、四万十町、四万十高校や地元の人たちが協力し、森林を育てながら、地域の活性化を目指すとともに、間伐材から木の新たな価値をつくることを目的としています。

2.活動内容
(1)持続可能な森林経営の実施
結の森は、2007年よりFSC®(Forest Stewardship Council®森林管理協議会)の森林管理認証を取得しています(FSC® C004748)。また同年、高知県が展開する「環境先進企業との協働の森づくり事業」パートナーズ協定(四万十町森林組合/四万十町/高知県)を締結し、 現在も参画しています。それに伴い、高知県から「CO2吸収証書」が交付されています。 結の森は約100ha、間伐面積2haからスタートし、12年を経て対象面積は5,425ha、累計間伐面積が1,545haまで拡大しています。

(2)モニタリング活動の実施
四万十町森林組合・四万十高校・高知県・四万十町の職員の皆様と共同で12回目となる植生調査を実施しました。森林保全活動を行う上で必要不可欠なのは、間伐効果を「見える化」することです。活動の効果を長期的に監視していくため、特定の2地点において調査を継続しています。

(3)間伐材の有効活用
間伐材の有効活用のために、2000年より地元の四万十町森林組合と協働で間伐材家具を製造・販売しています。さらに、オフィス通販会社のカウネットも2007年から「結の森」ブランドの商品として文具を中心に販売しています。また、カウネットでは活動への理解と賛同者を増やすため、お客様のポイントを結の森の間伐に寄付する仕組みを2008年から実施しており、本年も約100件のお申し込みがありました。加えて、2011年2月より「結の森1%寄付プロジェクト」をスタートさせ、結の森商品の売上の一部を公益社団法人国土緑化推進機構の「緑の募金」に寄付しています。


間伐材の有効活用のために開発されたプロトコルカウンター。

更新日:2018.12.27  ※記事の内容は投稿当時のものです