まもろう
遠賀川に再び鮭を呼び戻そう
遠賀川源流サケの会(福岡県嘉麻市)
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遠賀川の源流地で鮭の受精卵をふ化し、稚魚を育成し、その稚魚を流域住民と共に放流します。その折、川を美しくしないと鮭は戻って来ないことを教え、遠賀川流域の人々に河川美化活動の意識向上を啓蒙しています。
鮭が遡上する南限の川として知られている遠賀川は、筑豊炭田を流れる川であったことから真黒な泥川として有名でした。
ところが、炭鉱閉山後の昭和53年に遠賀川に鮭の遡上が確認されたことから、鮭は昔からの言い伝えどおり遡上していたことを知りました。これを機に、遠賀川の源流地に鮭のふ化場を建設し、鮭のふ化・育成および放流を開始してきました。
毎年12月13日に鮭神社で行われる献鮭祭に合わせて、鮭の受精卵(約40,000粒)をふ化場内のふ化器に浸け込み、飼育を開始します。鮭の稚魚の放流は3月上旬から下旬まで、遠賀川本流・支流域で約20か箇所です。
約2,000人以上の幼稚園児・小学生・中学生・高校生や河川愛護団体が参加し、そこへそれぞれ鮭の稚魚(約2,000匹〜4,000匹)を届けています。放流時には、参加者に対して鮭のふ化・飼育状況や、鮭の回帰について話し、また、鮭が戻ってくるためには川を綺麗にしなければならないことをお伝えしています。
更新日:2013.12.12 ※記事の内容は投稿当時のものです