まもろう
まもろう!子どもたちの笑顔と生物多様性。
札幌南ふゆみずたんぼの会(北海道札幌市)
田んぼに年中通水することで、水生生物が活発化し、その生物の恩恵を受けながら稲作を行う「ふゆみずたんぼ」の維持活動を続けています。また、学童保育所の子どもたちと田んぼ体験(年4回)を展開しています。
2011年より、札幌市南区内の学童保育所の子どもたちと田んぼ体験(田植え、生きもの調べ、稲刈り、脱穀・唐箕)を始めました。保護者の方や学童保育所の指導員も一緒に参加して頂いており、毎回作業中に見られるたくさんの笑顔を楽しみにしています。また、当会のふゆみずたんぼ(冬期湛水田)は、苗の育苗から行っており、不耕起栽培・無農薬栽培を基本として、刈り取り後の稲株などの分解を微生物に任せるなどの方法で、安心・安全でなおかつ美味しいお米を育てています。復元後の田んぼでは、アオサギ・カワセミ、エゾサンショウウオ・エゾアカガエル、ヘイケボタル・オオルリボシヤンマ、イトミミズ・ガムシなどが年を重ねるごとに増加しています。
2014年度は、一般財団法人セブン-イレブン記念財団より活動助成を受け、札幌市近郊の親子を対象に環境学習活動を年4回実施致しました。総勢約70名が活動助成に関わり、環境教育アクティビティは、「田んぼの水はどこから?」「大海の一滴」「食物連鎖」「稲の一生」などを実施致しました。また、facebookで当会の活動紹介をはじめ、田んぼや環境教育、無農薬野菜について紹介し、徐々に人気が上がってきています。2015年には、ホクレンショップ50周年記念「食や農業に関連した環境保全活動表彰」で、見事にHoBiCC優秀賞を受賞し、表彰状と副賞を受領致しました。
2016年は、札幌市環境プラザにて冬休み自由研究イベント「小さな研究者になろう!~自由研究ネタのタネまつり~」へ田んぼ出張をしたところ、子どもたちに大人気!! 冬の田んぼの泥の中から同色の生きものを見つけ出し、顕微鏡等で観察後、ワークシートを仕上げるという工程が自由研究に丁度良かったようです。また、生物多様性さっぽろ応援宣言団体に登録をし札幌市のHPに掲載中で、2016年3月14日~16日には、札幌駅前通地下歩行空間(チ・カ・ホ)で札幌市環境活動報告展に活動状況を展示させていただきました。
更新日:2016.12.21 ※記事の内容は投稿当時のものです