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まもろう 

日本古来の農の暮らしによる里山の生物多様性再生事業

農事組合法人ざ・さとやま組合(奈良県大和郡山市・桜井市)

http://the-satoyama.or.jp/index.html

農事組合法人ざ・さとやま組合は耕作放棄地を解消し「生物多様性」に特化した環境保全型の自然栽培の推進を行うことで、日本の里山を現代に再生させ、多種多様な生態系が循環する仕組み作りを行っています。

農事組合法人ざ・さとやま組合は日本の山林・原野・農地など生命の宝庫である里山で生物多様性に配慮した、「環境保全型農業」の推進を行っています。そのために奈良県大和郡山市にある矢田丘陵、同県桜井市萱森地区にて2007年度から約8年間、耕作放棄地を開墾し、里山の再生に着手してきました。

日々の地道な作業を毎日コツコツと続けることで最初は荒れ放題だった耕作放棄地に色とりどりの作物が実り、多種多様な生きものが息づく里山が再生されるようになってきました。

主な活動は、棚田での古代米の育成や野菜類の露地栽培。また、環境教育の一環として都会の幼稚園や保育園、小学校の生きもの観察、畑の収穫体験、田植えや稲刈り体験を実施しています。そこに息づく多くの生きものや自然に触れ、訪れた子どもたちや先生たちの‟学びの場”となっています。また、新規就農者として生物多様性に配慮した環境保全型農業で就農するための研修会などを企画、開催しています。

古来より里山はそれを囲む集落を村のみんなで守ってきました。現在は都市化が進み、同時に人が離れた里山は過疎化が進み、放棄竹林や耕作放棄地による山の手入れ不足で、多様な問題を抱えるようになりました。一方で、生活の豊かさを求め、都市・農村部の開発や慣行農業を進めることで、生きものたちは住む場所を追われ、多様な生態系を育む環境が失われつつあります。その中で、人間とそれ以外の多様な生きものが共存できる場を整備していくことによって、山や田畑が息を吹き返し、昔のような多種多様な生命が息づく緑豊かな里山が再生されると考えています。

そのためにも、私たちが正しい知識と理解をもって行動する人材を育て、そこでのコミュニケーションを通じて一人一人が自分に出来ることを自覚し、助け合っていくことで相互扶助の関係が生まれ、人や環境に優しい活動になると考えています。

更新日:2015.12.01  ※記事の内容は投稿当時のものです