まもろう
サンゴ再生プロジェクト
チーム美らサンゴ(事務局:東京都、活動:沖縄県)
「美ら海を大切にする心」をより多くの人に広げていくことを目的として活動しています。2004年から企業と地域が協力して、海水温の上昇に伴う白化現象により激減している沖縄のサンゴ礁の復活に尽力しています。
「チーム美らサンゴ」は、活動趣旨に賛同した沖縄県内外の民間企業が活動資金を出し合い、環境省・沖縄県・恩納村などの行政の後援を受けて活動しています。「美ら海を大切にする心」をより多くの人々に広げていくことを目的とし、オニヒトデの食害や赤土の流出、海水温上昇に伴う白化現象により激減しているサンゴ礁を再生させ、本来の沖縄の色鮮やかな美ら海を取り戻す活動をしています。活動場所は恩納村の万座(まんざ)湾で、一般公募にてボランティアを募り、地元関係者の協力のもと、春と秋に、年4回のサンゴ植え付けイベントを開催しています。
1日のプログラムは、講習会でサンゴの生態系を学んで知識を身につけ、養殖サンゴ畑や成育サンゴを観察した後、苗作りや実際の植え付けまで、行います。楽しみながら、生きたサンゴに触れ、誰もが目にわかる形で環境保全の一端を担えるプログラムです。プログラム終了後には、ポイントカード方式の参加証明書が発行されます。また植え付けイベント以外に、年間を通して啓発イベントを行っています。企業メンバーが協働で行うものから、各社の強みを活かした事業活動の一環として取り組むものまで、多岐にわたります。多くは、現在サンゴ・海が面している状況を知ってもらうこと、植え付けイベントに足を運んでいただくこと、白化現象を引き起こす最大要因である地球温暖化防止に向けた個々の心がけを啓蒙することを、パネル展示物やクイズ、水槽展示等でPRしています。
運営面では、ANAホールディングス株式会社が事務局となり、主たる企画や関連先との調整、参加企業のとりまとめや、行政へ活動を報告します。年2回開催される会議では、全企業の担当者が集まり活動資金の使い方や広報活動、次年度計画について、企業間の垣根を越えた闊達な意見交換が行われます。発足当初からの担当者もいれば、初めて参加する担当者もいるので、顔と顔を合わせたコミュニケーション機会を重要視し、チーム力を育んでいます。
更新日:2017.12.27 ※記事の内容は投稿当時のものです