まもろう ふれよう つたえよう
魚津の水循環事業
魚津市(富山県魚津市)
「魚津の水循環」は富山県魚津市の重要な地域資源と考えています。その恩恵を市民ひとりひとりが認識することで、次世代へ今の自然環境を変わらず継承していくことを目的に、種々の活動に取り組んでいます。
魚津の海と大地をめぐる循環の中で作り出される水は、優れた水質と豊富な水量をもち、山や里、川や海など、様々な場所で生きる多様な生きものを育み、私たちの生活や産業を支えています。
魚津には、特異な地形と水循環によって育まれた豊かで多様な自然や暮らし、長い歴史が息づいています。現代の私たちは、先人たちからの財産を引き継ぎ、次の世代へ変わらず伝えていくため、「守り、育み、活用する」様々な活動に取り組んでいます。
「守り、育む」ためには、まず多くの市民に「魚津の水循環」を知ってもらうことが第一歩と考えています。解説冊子や解説板づくり、“水循環遺産”として水循環に関わる自然環境や施設の選定・登録などを進めています。さらに、“水循環遺産”登録地などを訪れ、見て、聞いて、触れて、感じてもらう“水の学び舎ツアー”を毎年開催しています。
「活用する」ために、産学官金の連携による“地域産業人の育成塾”を開催し、「魚津の水循環」をテーマに自然環境の保護・活用をビジネスにつなげる企画・立案、実行までをサポートしています。
このほか、市の水道水をPRするため、「魚津のうまい水」のペットボトル販売を行い、売上げの一部を環境保全の活動に役立てています。また魚津水族館では、子どもたちに生きものの観察や採集を通して、自然への興味関心を深めてもらうため「うおづ水辺の調査隊」を結成し、魚津の多様な生きもののあり方を学ぶ取り組みなども行っています。
魚津の水循環については
http://www.city.uozu.toyama.jp/guide/svGuideDtl.aspx?servno=2204