たべよう
農地を守り地産地消!世田谷農業を子どもたちに伝える食育活動
特定非営利活動法人農業情報総合研究所(東京都)
http://www.agranger.jp/nougyoujyouken-index.html
世田谷区で採れた旬野菜の美味しさについて農家さんから話しを聞き、東京農業大学の先生に野菜の美味しい食べ方を学ぶ親子向け野菜講座を開催しています。
農業情報総合研究所は、2004年から~2014年まで コミュニティラジオ局での番組制作など、世田谷区で農業の情報発信活動を行っています。活動を通じて、世田谷区の農家さんに取材をし、畑の見学だけでなく、採れたての野菜、果物を食べる体験ができました。
都内では現在、10区に農地が残っています。なかでも世田谷区の農地面積や農家戸数は23区内2位です。一年を通して美味しい旬の野菜、果物が作られていて、江戸東京野菜でもある、大蔵大根、城南小松菜などの伝統野菜も栽培されています。区内での農業の特徴は、農薬を抑えるなど、環境にやさしい農業が行われていることです。住宅に囲まれた中で農業を続けていくための工夫がされているのです。栽培された野菜は「せたがやそだち」というブランドで販売され、区内の一部の学校給食にも使われることで、地産地消になっています。1年を通して、親子での野菜の摘みとり、収穫体験も、それぞれの農家で行われています。
農地は環境、食を学ぶ教育の場として、大きな役割を担います。しかし、相続税の問題で農地が減少の一途をたどっています。なくなった貴重な農地は元には戻せません。そこで、世田谷内で採れる旬の野菜、伝統野菜、その食べ方について、子どもたちがお父さん、お母さんと一緒に考え、野菜の美味しさに気付き、身近で行われている世田谷農業への理解を深めてもらうために、2015年から小学生の親子を対象とした「世田谷で採れる旬の野菜とおいしい食べ方の体験教室」を開催しています。内容は、世田谷で採れる旬の野菜、果物について学び、実際に調理、試食を行う講座です。2015年は、夏に2回、冬に2回。2016年は、7月に2回開催しました。
更新日:2016.12.21 ※記事の内容は投稿当時のものです