たべよう ふれよう つたえよう まもろう
泡瀬干潟を食べて、見て、守る!
泡瀬干潟博物館カフェ「ウミエラ館」(沖縄県)
泡瀬干潟で採れる貝やアーサやモズクを使う料理を出し、「食べて」泡瀬干潟の大切さを認識してもらう活動です。展示されている貝類や窓いっぱいに見える光景を堪能して、泡瀬干潟を一緒に守る仲間を増やします。
2011年4月にオープンした泡瀬干潟を守る博物館カフェ「ウミエラ館」。カフェに足を踏み入れるとガラス張りの大きな窓の向こうに、青い海と泡瀬干潟が広がっている光景が見られます。
潮風が吹き込む店内は、海の生きものの写真や貝のオブジェが並び、まるで海にいるかのようです。泡瀬干潟に暮らす貝が約290種類も展示されています。
窓辺には双眼鏡や望遠鏡が置かれ、干潟にやって来る野鳥を観察するバードウオッチングが楽しめます。運が良ければ、クロツラヘラサギを見ることもできます。オーナーの屋良が同館から撮影した野鳥の写真を展示し、また写真家・小橋川共男さんや有光智彦さんが撮影した水中の写真も展示しています。「ウミエラ」はソフトコーラルの一種で、泡瀬干潟に棲んでいます。日本の他の海ではもっと深い場所に棲んでいるので、泡瀬干潟のような浅い海に棲んでいるのは珍しいのです。泡瀬干潟のユニークさを表すシンボルとしてカフェの名前に使っています。
それから、干潟に行きたいけれども、どこを見たら良いのかわからないし、何がいるのかわからないという方には、干潟のエコツアーの案内を受け付けています(要予約)。
メニューには泡瀬干潟で採れた食材を取り入れ、地産地消を目指しています。「貝のボンゴレパスタ」や「クラムチャウダースープ」には泡瀬干潟のアサリが入っていて、噛めば噛むほど口いっぱいに磯の香りが広がります。アーサとモズク入りの「ひらやーちー」もオススメです。 甘党の方には、濃厚で爽やかな味わいの「ニューヨークチーズケーキ」もおすすめです。暑い日は、溶けてもおいしい「やわらか煮豆のぜんざい」で干潟を満喫しませんか。
更新日:2013.11.03 ※記事の内容は投稿当時のものです