えらぼう まもろう
国産ひのきベビーベッドレンタル
株式会社良品計画(東京都)
http://www.muji.net/lab/report/120629-babybed.html
「使う期間は限られているけれど、大切な赤ちゃんのために信頼できるベッドを使用したい」、そんなお客様の声に応えて、国産ひのき材ベビーベッドを無印良品で販売するのではなくシェアする仕組みを構築しました。
「無駄を無くす」、「天然資源の保全」、「安心安全」の軸から、国産木材を使った製品企画(持続可能な国内林業へ貢献する)を行っています。レンタル事業者向け卸売りに徹し、和歌山県熊野ヒノキ材(無垢)でシンプルなベビーベッドを企画しました。あえて店舗およびウェブサイトで販売をしないことでリサイクルを実現しました。
弊社「くらしの良品研究所」で実施した「こどもに必要な家具についてアンケート」では「レンタルで良かったもの」という項目で「ベビーベッド」が1位でした。短期間で使わなくなり、収納する場所に困るというのが一番の理由です。「レンタル」は売りっぱなしにせず、お客様目線で考えた結論です。
また、日本の国土の67%が森林にあたり、その約40%が人工林です。人工林は下草刈りや間伐など適度な手入れが必要とされます。 国産木材の利用を通じて、森林整備のお役に立ちたいと考えております。国産ヒノキ材のベビーベッド以外にも、サントリーホールディングス(株)の天然水の森「水の涵養活動」と結びつき、クヌギやコナラなど広葉樹の間伐材を利用して、茶道用で有名な菊炭や伝統の技術で作る器の企画、更に木の温もりと低コストを同時に実現したフローリング材を無印良品の店舗環境に活用しています。
国産のヒノキ材を使用した「無印良品ひのき材ベビーベッド」は、昨年7月のサービス開始以来、大変ご好評をいただいています。これまで110台を納入した(株)ホクソンベビーでは、東京、千葉、埼玉、神奈川地区で157件のレンタルを実施。1件あたりのレンタル期間で最も多いのが2〜5か月の69件、次いで6〜11か月の58件となっていることから、東京以外の地域の販売網を検討し、8月より兵庫・大阪方面(一部エリア対象外)でのレンタルを開始しました。(敬称略)
更新日:2014.01.06 ※記事の内容は投稿当時のものです