つたえよう
絵本で学ぼう!子供たちへの環境教育 〜環境絵本「MAEDAの森の課外授業」シリーズ(1〜5巻)の制作〜
前田建設工業株式会社CSR・環境部(東京都千代田区)
前田建設では、未来を担う子どもたちへの環境教育が重要であると位置づけています。その一環として、「森」を中心とした環境教育の絵本全5巻を制作しています。2013年現在、第2巻まで制作が終わり、第3巻の制作中です。
「環境経営No.1」を掲げている当社は、連結純利益の2%を「地球への配当」として拠出し、企業・事業・個人の領域において、地球の環境保全活動を推進しています。「地球への配当」のひとつ「MAEDAグリーンコミット」は、企業として地球環境保全を推進するための活動計画で、5つの活動プランから成り立っています。
その活動プランのひとつ「MAEDAエコスクール」は、未来を担う子どもたちへの環境教育を支援するためのプランです。この「MAEDAエコスクール」の一環として、2012年度より、『MAEDAの森の課外授業』シリーズと銘打った環境絵本全5巻の制作を行っています。現在、第2巻まで制作が終わり、第3巻を制作中です。絵本の制作にあたっては、森づくりを中心とした様々な活動を日本各地で展開しているNPO法人樹木・環境ネットワーク協会に監修いただき、森林の果たす役割、森と水・土・気候・生きものとの関係、森と人との関わり、森を守ることの大切さなどを子どもたちに伝えることを目指しています。
第1巻は『ボクの家はジャングル!?』と題し、森と人の関わりや歴史、世界の森と日本の森について、主人公の男の子と一緒に考えてもらうというお話。第2巻は『ボクの家は秘密基地!?』と題し、森の四季の様子とそれに関わる生きものたちについて、主人公の男の子と一緒に旅をしながら学んでもらうお話です。絵本を通し、子どもたちが、いま地球が抱えている問題を知り、森への興味や環境への関心が芽生えるような話題やクイズを盛り込んでいます。また、子どもだけでなく、読み聞かせる大人も環境について学び、理解を深めることができる内容です。色鮮やかで温かい絵もこの絵本の特徴です。制作した絵本は、当社が関わる環境イベントなどで子どもたちに無料でプレゼントしています。
更新日:2013.12.12 ※記事の内容は投稿当時のものです