つたえよう たべよう ふれよう まもろう
世界一田めになる学校プロジェクト
田めになる学校プロジェクト委員会(兵庫県豊岡市)
http://www.city.toyooka.lg.jp/
田めになる学校は、未来を担う子どもたちの視点で地域の田んぼと生物多様性の大切さを伝える、豊岡市・大崎市・佐渡市の共同企画です。2010年から東京大学、各地NPO、企業など、多様な主体と連携しています。
「田めになる学校」は、2010年から兵庫県豊岡市、宮城県大崎市、新潟県佐渡市の3市で共同主催しています。自然との共生、とりわけ里地と里山をつなぐ重要な場所として「田んぼ」に着目し、田んぼの生物多様性の保全・向上を基本とした各地域の取り組みをPRすると共に、未来を担う子どもたちの視点で地域の「田んぼ」と「生物多様性」の重要性などについてメッセージ発信することを目的とし、国内最大の消費・情報発信地である東京を舞台に開催してきました。
「田めになる学校」は、田んぼとそこで育まれる小さな命の大切さを伝えるため、夏休みに1日だけ開校する学校です。2010年は「田んぼと子ども(=未来)」、2011年は「足元からつながる命」、2012年は「小さな命、大きな未来」をテーマに、地域の取り組みを報告する「ホームルーム」や、田楽を学ぶ「音楽」、おにぎりや米スイーツなど“田からモノ”を味わう「家庭科」、生きものたちの命を描く「美術」など、授業形式のイベントを通じ、多くの人たちにメッセージを発信してきました。
本年度は栃木県小山市も加わり、田んぼの大切さを伝えるキャラクター“TamboMan”を作っていく「世界一田めになる学校2013in東京大学」を8月5日に開催。4市の子どもたちは、各地域での生きもの調査や学習会、4地域間のインターネット会議などを通じて感じ、学んだ、田んぼやそこで育まれる小さな命の大切さを絵やメッセージで表現し、想い思いを持ち寄って“TamboMan”を形づくりました。
私たちは田んぼという場所がお米だけでなく、小さな命を育む大切な場であるとの認識を多くの人たちに伝えていくため、来年度以降も本事業を継続的に実施すると共に、2014年開催のESDユネスコ世界会議や韓国で開催される生物多様性条約第12回締約国会議等、様々な機会を通じてメッセージを発信していきます。
更新日:2013.12.12 ※記事の内容は投稿当時のものです