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まもろう 

アサヒビール社有林「アサヒの森」活用の挑戦

アサヒの森環境保全事務所

http://www.asahibeer.co.jp/asahi_forest/

社有林という特徴を活かしながら、林業事業と環境保全を両立させるため、生物多様性の調査や生態系サービスの評価、貴重な生物の保全、木材の利活用、多様な関係者との協働に取り組んでいます。

「アサヒの森」はアサヒビール株式会社が1941年から広島県東部に所有する2,165haの社有林で、今日まで林業事業を行ってきました。森林を所有せずにネーミングライツを取得して環境活動に利用する「企業の森」とは異なり、“民間企業が所有する森林”という特徴を活かして、森を活用することが環境を守るという考えの基、活動しています。林業を行いながら、生物多様性の保全や生態系サービスの持続可能な利用について、自由度の高い実践的な挑戦を行っているのが最大の特徴です。

林業と直接関係のない民間企業の森林所有が社業の便益に繋がることを実証できれば、民間企業による全国の放棄林管理が促進され、森林保全の担い手が拡大すると考えています。森の生物多様性の状態を把握するために定期的な生物調査を実施しているほか、無人撮影カメラによるモニタリングや希少種の保全活動を継続しています。また、持続可能な林業の可能性を探るため、研究機関と協力し実証試験を行っています。さらに、社内外での森林価値の認知を高めるため、森林が提供する生態系サービスを定量的に評価しました。定期的に、こうした取り組みの結果を専門家に報告し、フィードバックを次の活動へ反映してきました。

多様な立場の人々が「アサヒの森」での活動に参加できるよう、複数のプログラムを展開しています。例えば、新入社員や労働組合員による林道整備や、地元小学生を対象にした環境学習の場の提供に加え、社有林の今後の保全や利活用について、地元の行政機関(国、県及び市)、大学、NPOなどと、情報共有と議論の場を作り、多様なステークホルダーの巻き込みを続けています。こうした社内外での議論の結果を参考にして、日本の伝統文化を守り継承するために不可欠な大径木の育成、FSC認証材の生産、低炭素社会の実現に寄与するJ-VERクレジットの取得、様々な場面での間伐材利用を進めています。