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苗木の森プロジェクト

特定非営利活動法人緑の環・協議会

http://www.g-cycle.org/

違法な山砂採取のために森が皆伐され大穴が空けられた2haの土地を、元の水源涵養林に戻すという活動を続けてきました。まだ、苗木ばかりの森ですが新しい森の形が見えてきました。

私たちの活動地は、違法な山砂採取が行われたため、森が皆伐され大穴が空けられた2ヘクタールの土地です。現状復帰命令が出ていましたが業者は長い間放置したままでした。そこへ産廃最終処分場にするという案がパブリックヒアリングにかかりました。穴を産廃で埋め土を被せれば一石二鳥の解決案ということだったのでしょうが、周辺住民の反対運動により計画が動かなくなり国税庁の差し押さえになっていた土地は競売にかけられました。産廃業者と競争の末、地元の板倉・大椎土地改良区が買い取ることができました。買い取った目的は、この土地周辺で農業に従事している改良区の人達のため、産廃処分場になることを止め元の水源涵養林に戻すためです。その結果として、美しい緑の里山を保存することができます。

大きな問題は二つあり、第一に表土が全て削り取られて苗木を植えても全く育たない可能性があるといわれた事、第二は山林の所有者も自分の山の面倒を見ることができない状況で誰がどのようにメンテナンスするかという事でした。緊急措置として産廃処分場となるのを止めただけで、地域エゴと言われないためにも何とか元の森に戻すことがこの地区の住民の悲願でした。

八方塞がりでしたが、この土地に鳥や風が運んだ実生の苗木が自生しているのを見た時に、私たちは自然の力を信じて苗木を植えてみる決意をしました。2007年5月に寄付のスギ苗350本を植えることから始めましたが、養分のない劣悪な状態のせいで多くの苗が枯れましたが、残りの苗は真赤になってしがみつくように生きていました。それでも寄付などの支援に勇気づけられ、翌年2008年3月に152人参加の植樹祭を催し、毎年少しずつの植林を続けることができました。これも土地オーナーであり農業のプロでもある改良区からの参加者と、周辺住民のボランティアが互いの資源とノウハウを提供しあい力を合わせることができたからです。