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取り戻せ!美しい能登の里山から繋がる地域との環境保護活動

石川県立七尾東雲高等学校 棚田再生お米栽培班

http://cms1.ishikawa-c.ed.jp/~nashih/NC2/htdocs/

地域との連携と里山や棚田環境を見つめなおすことを目的に、「棚田の景観保護活動」と「森の生態系バランスを破壊する孟宗竹の伐採・有効利用を通した地域との連携活動」を実施しています。

本校の演習林(24ha)を活用して、毎年、コナラ150本、クヌギ100本などの植林活動と、メッセージの発信を行っています。また、枝打ち体験・バードコールづくりなどに取り組み好評を得ています。

里山の生態調査として、毎年キノコの発生調査を実施しています。昨年度は85種のキノコを採取し、同定できたのは49種でした。その結果、珍しい冬虫夏草や絶滅危惧種のギンランも発見でき、人為的環境破壊から保護されている貴重な里山(演習林)だということが分かりました。また演習林のコナラを、毎年約30本伐採し、シイタケ栽培に活用しています。その後、生産性が低下した原木でカブトムシの繁殖を行い、園児にプレゼント。循環型林業と里山保全の一端を担った活動を行っています。

棚田再生と里山景観保護活動として、2011年度に、私達が住む能登半島が世界農業遺産に認定され、これを機に、里山環境や棚田復元活動がスタートしました。私達の復元活動場所は、七尾市庵・百海地区の放置棚田と学校から近い、七尾市八田地区の棚田です。どの棚田も不便な立地ですが、素晴らしい景観です。棚田復元活動は、雑木と竹の伐採や除草作業を月に1~2回実施し、棚田の美観も復元しました。棚田での「お米」栽培では、5年間、無農薬有機栽培で苦労した結果、「全国お米甲子園」で2016年度特別優秀賞、そして2017年度では金賞を頂き嬉しい結果になりました。また昨年度と本年度で「あなたか選ぶ日本一おいしいお米コンテスト」でも最優秀賞に2年連続で輝き「日本一おいしいお米」に選ばれました。

放置棚田の環境・景観を破壊している竹を利用した商品開発も実施しています。①竹のオガクズを利用したラタケ栽培に成功し、毎年約2万円前後の売り上げ。②竹のサイレージ利用は、牛の夏バテも少なく「食い込みも良かった」との事でした。③竹のビニールハウスでの野菜づくり。④竹の子をペースト状にした「竹パン」の結果、食感も良く高い評価を得ることができました。