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「自分たちの地域と畑は自分たちで守る」くまもと☆農家ハンターの野生鳥獣対策

くまもと☆農家ハンター

https://farmer-hunter.com/

「自分たちの地域と畑は自分たちで守る」若い農家有志のコミュニティです。熊本県内の100名以上の農家に加え、活動に賛同する地域の方々、行政、高校、大学、県内外の企業が協力して鳥獣被害対策に取り組んでいます。


取り組みの輪が広がり、現在農家ハンターは100名を越えた。
耕作放棄地の増加により、地域の生物多様性が失われつつあります。イノシシ被害のショックから「もう農業ばやめようて思うとたい」と語った、農家のおばあちゃんの言葉をきっかけに、地域を守る消防団のように鳥獣被害から地域と畑を守る農家自身による自衛活動「くまもと☆農家ハンター」が始まりました。

志を同じくする70人もの農家は、これまで野生鳥獣対策の経験がない者がほとんどでしたが、また地域の猟友会の方々とも連携し、互いに学び、熊本の農地に出没するイノシシを捕獲するノウハウを蓄積してきました。また、クラウドファンディングを活用することで、全国から支援をいただくことができ、箱ワナや、IoTを活用した監視システムの導入につながりました。

さらには、行政、地元の高校、大学、県内外の企業など、まさに多様な主体と連携することで、ビジネスやテクノロジーの力を活用した対策の開発を進めてきました。

農家ハンターは、これまで狩猟者に任せきりになっていた野生鳥獣対策を、当事者である農家自身が学び、さまざまな主体と連携しながら進めます。そうすることで、イノシシ被害から離農、集落の崩壊へとつながる負の連鎖を断ち切ることを目指しています。

このため、農作業の合間にでも捕獲・処理が出来るような対策の効率化のみならず、捕獲したイノシシの有効活用による対策のサステナブル化にも取り組んでいます。平成30年からは、大学や大手企業と連携し、AI等を活用した捕獲効率化に関する共同研究を開始、また、同年9月には、農家ハンターが捕獲したイノシシ肉のジビエなどを販売するインターネット販売サイト農家ハンターショップを開設しました。

耕作放棄地の増加により低下する農地の生物多様性を保全し、熊本の地域をこれまでよりも持続可能にしていくため、地域の内外の人々と連携し、くまもと☆農家ハンターの取り組みを加速させ、さらにこの取り組みを他県にも展開していくことを目標としています。


多様な主体が連携し、農家に適した捕獲技術の開発を行っている。