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富士山「まなびの森」プロジェクト

住友林業株式会社 サステナビリティ推進室

http://sfc.jp/information/manabi/index.html

住友林業は、1998年に「富士山『まなびの森』プロジェクト」を開始しました。台風により甚大な風倒被害を受けた国有林を元の豊かな自然に戻すための植樹活動で、これまでにのべ2万8,000人が参加し、3万本の広葉樹を植樹しました。現在は、地元の小中学生を対象とした環境学習支援を中心に活動しています。

富士山「まなびの森」は、静岡県富士宮市粟倉(富士山国有林内)に位置する約90haの森林です。樹齢100年を超える大木が立ち並ぶ天然林(29ha)、ヒノキなどの人工林(23ha)、そして1996年秋の台風で風倒被害を受けたエリア(35ha)で構成されています。

住友林業では設立50周年記念の一環として、この風倒被害跡地を再生するための植樹活動「富士山『まなびの森』プロジェクト」を1998年に開始しました。社員やその家族、地域の方々や小学生、取引先など、多様なボランティアの協力による自然林復元活動で、民間が国有林の森林造成をボランティアで行う全国初の取り組みでした。また人工林では枝打ち・間伐などの育林活動を行なっています。

森林の回復状況をモニタリングするために植樹活動と並行して2000年から、日本野鳥の会南富士支部の協力の下で「鳥獣生息調査」を、東京農工大学植生管理学研究室の協力の下で「植生調査」を実施しています。さらに次世代教育として、2006年からホールアース自然学校と連携し、地元富士宮市の児童を対象に「環境学習支援プロジェクト」をスタート。天然林と人工林を歩きながら、野鳥の声、シカの足跡、季節の花々、ブナの大木、管理されたヒノキ林、新芽や落ち葉、朽ちた倒木、流れる空気など、「まなびの森」に存在するさまざまな自然物を、ゲームやクイズ、時には寸劇などの素材として、森がもつ機能や価値、そして天然林と人工林の違いと意味などを体験的に学びます。この他、環境の変化を把握するために、踏圧調査や気象調査なども継続して行なっています。

植林・育林活動は2017年度のツリーシェルター(苗木の保護管)の撤去完了により一段落しました。2018年度以降は、これまでに植樹した樹木の生長度合いを確認するための樹木調査や昆虫調査など、体験学習や環境教育を中心とした、まさに「まなびの森」として活動を続けています。