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富山県立大学エコツアーⅠ 外来種除去活動

富山県立大学(富山県)

http://www.pu-toyama.ac.jp/kankyo/

富山県立大学1年生必修の演習「エコツアーⅠ」では、富山県内の中部山岳国立公園の立山で、外来種除去活動を行い、外来種の侵入による生態系への影響を学び、1年生全員に生物多様性に関する問題意識や倫理観を養います。

富山県立大学では学生全員参加の環境リテラシー教育を6年前から必修の講義、演習としています。この活動は、1年生(249名/平成25年度)必修の講義の中の体験型環境教育として行われる「エコツアーⅠ」の取り組みです。

富山県内にある国立公園およびラムサール条約指定地域でもある立山へ1年生全員と教職員、ナチュラリスト(富山県自然観察員)と共に出かけ、1日をかけて立山の自然を直接体験し、地球温暖化や生物多様性について考える場とするものです。本年から立山自然保護センターの指導のもと、外来種の侵入が自然や生態系にどのように影響を及ぼしているかを学び、外来種の除去活動を行いました。これらの体験的な活動を通し生物多様性に関する問題意識や倫理観を養うことが教育目的です。

外来植物という日常生活では触れないトピックスを「学生が参加しやすく、取り組みやすい」ことを目標にカリキュラムを構成しました。事前学習として講義において「なぜ外来植物が亜高山帯、高山帯である立山にやってくるのか?」、「なぜ外来植物があるといけないか?」など、愛知ターゲットの侵略的外来種とその定着経路の基本的な知識、外来植物の見分け方、その除去方法について説明を受けます。そして、活動中はナチュラリストの指導のもと、数名の学生グループをつくり“外来植物除去中”のゼッケンを身に着け、道路や散策路脇などの植物の除去を行います。

15種類、約17,000本もの外来植物を除去することができ、この地域での外来種除去へ大きく貢献できました。活動中は多くの観光客、ハイカーから学生への外来種の見分け方などの質問もありました。アンケート調査では、8割の学生が外来植物除去活動により立山が抱える課題と、自然保護活動の大切さが理解できたと答えており、自然での体験的な学習の効果があったことがわかります。今後も1年生全員参加での外来種除去活動は継続したいと考えています。