2017.11.21  今日の二十四節気 11.07 - 11.21 立冬 七十二候 11.17 - 11.21 第57侯 水仙香ばし(すいせん、こうばし)
生物多様性5つのアクションたべようふれようつたえようまもろうえらぼう

まもろう 

市民団体のネットワークと行政との協働による三嶺自然林保全再生活動

三嶺の森をまもるみんなの会

http://sanreiminnanokai.web.fc2.com/

貴重な自然生態系をシカ食害から守り、再生するために多様なボランティア活動を展開しています。大別すると現地での自然保全再生活動、市民・住民を対象の普及啓発活動、調査結果の情報共有です。

四国の名峰剣山系三嶺山域の山々と原生的森林は、2000年代に入ってシカ食害でひどく痛みました。稜線部のササ原の衰退、一部枯死、樹木の枯死、自然林内の林床植生(スズタケや高径草本等)の壊滅、土壌浸食・崩壊、などが発生しました。この状況に直面した自然保護団体と山・森を愛する流域の諸団体が結集して、2007年に「三嶺の森をまもるみんなの会」を結成しました。高知大学、森林総研等の研究者もみんなの会に参加。地元香美市を始め、物部川流域三市と連携し、高知県、林野庁、環境省とも協働し、みんなの会主導のもとに、保全再生活動を展開しています。

現地(標高1,000~1,800m)での保全再生活動として、第一に大勢のボランティアによる希少植物種や稜線部周辺の植生保護のための防鹿柵の設置、樹木樹皮食い防止のためのネット巻き、土壌浸食防止と植生再生のためのマット張り、これらがメインの作業活動です。それに加えて近年保護区での増えすぎたシカの生息頭数調整事業への協力(情報提供、捕獲補助柵の設置)そして市民対象にシカ食害による10年間の「森の変化体感ツアー」も実施しました。第二に、会のメンバーの高知大グループによる防鹿柵内外の植生変化モニタリング調査、被害と再生の記録、定点写真撮影を継続して行っています。第三に会のメンバーによるこどもエコクラブ及び小中学校児童参加ブナ林再生活動への協力を行っています。

普及啓発活動として、シンポジウム「どう守る三嶺・剣山系の森と水と土」を、毎年、計8回実施。また、写真パネル展を秋~春先中心に、年5、6回実施。総会・「ミニ講演会」を毎年実施。情報共有活動として、みんなの会や行政が実施している調査、管理捕獲などの「公開報告会」を毎年6月に実施(計8回)。公開報告会とシンポジウムは「資料集」発行。その他、DVD、著書、雑誌等でも広報しています。