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まもろう 

鈴鹿川水系における水辺の生物多様性保全活動

水辺づくりの会 鈴鹿川のうお座

http://suzukagawauoza.hi-hi.jp/

鈴鹿川・中ノ川流域で、ため池などの池干しによる外来魚駆除、駆除池での希少魚類の放流を通した在来生態系回復などを行っています。水辺の生物多様性保全活動、及び古老からの聴き取りによる流域の水辺文化の保全活動を続けています。

私たちは、三重県北部の鈴鹿川(1級河川)と中ノ川(2級河川)を対象として、2000年から取り組む水辺の生物多様性保全、環境啓発・教育活動、流域の水辺文化の保存活動を行っています。「昔を知り」、「今を知り」、「未来を創る」という3つの考えのもと、取り組んでいます。「昔を知り」は流域の水辺文化の伝承であり、1935年当時の魚の生息状況や方言、漁法などについて、流域全集落を対象に集落単位で古老から聴き取りを行います。消失しつつある口承文化情報を記録化し、地域教育に活かすとともに、後世に残す活動です。「今を知り」は、15年以上にわたる継続調査で地域の川や、ため池の生物相とともに水辺環境の現状を把握・モニタリングするものです。「未来を創る」は、これらを踏まえて実施する活動です。

ため池の外来魚の駆除として、ブラックバスなど外来魚の生息する50弱のため池を対象に、地元との協働、大学生を含めた関係団体のネットワーク型で、外来魚の一掃を目的とした活動です。駆除を完了したのちには、在来魚の放流活動により在来生態系を回復させています。また、希少水生生物の保全活動も行っています。絶滅へ危機的な状況にある地域希少魚であるヤリタナゴ、カワバタモロコなどについて、外来魚駆除池などへの放流により新たな生息地を創出しています。また、個別の開発があっても絶滅しない基盤づくりを目指しています。

河川にある井堰への魚道整備促進は、当会の活動の起点となった活動です。被災した堰堤の復旧時に地元や河川管理者へ働きかけをすることにより、魚類などの遡上環境を確保するための魚道整備を促進していく活動を行っています。環境教育は、池干しなどに参加する子ども達に環境教育を合わせて実施するなど、地域のフィールド・自然を生かしながら次世代を育成しています。そのほか、啓発、HP情報発信、研究会、各種イベント参加、河川管理者などとの意見交換会にも取り組んでいます。