2019.12.11  今日の二十四節気 12.07 - 12.21 大雪 七十二候 12.07 - 12.11 第61侯 閉塞して冬と成る(へいそくして、ふゆとなる)
生物多様性5つのアクションたべようふれようつたえようまもろうえらぼう

まもろう 

高校でのネコギギ保護はじめ

鈴鹿高等学校自然科学部

http://suzukakyoeigakuen.net/suzukah/bukatsupost/%e8%87%aa%e7%84%b6%e7%a7%91%e5%ad%a6%e9%83%a8/

鈴鹿川水系の生物調査、国指定天然記念物ネコギギのモニタリング、そして啓発活動を16年間続けてきました。2017年度より、亀山市と鈴鹿享栄学園でネコギギの飼育協定を締結し、同種の保護増殖事業を開始しています。


部室で飼育されているネコギギの成魚

○国指定天然記念物ネコギギのモニタリング(15年目)
ネコギギは夜行性なため、夜間潜水調査を伴う合宿(4泊5日)を行ってきました。土砂災害などで攪乱を受ける事が多いため、環境を物理的観点からも記録しています(1×1mメッシュで、流速、水深、河床材質の記録)。 鈴鹿川水系におけるネコギギ個体群は絶滅の危機にある事が分かりました。
○ネコギギの生息域外保全事業(2年目)
2017年度より、亀山市と鈴鹿享栄学園でネコギギの飼育協定を締結し、同種の保護増殖事業を開始。野生絶滅を回避するために、7月から11月の間、鈴鹿高校の部室で系統保存(一時飼育)をしています。一時飼育中に得られた稚魚は、①成魚捕獲地点への補償放流、②新たな好適地への放流、③部室で3年間の系統保存の3つに分けます。亀山市ネコギギ保護指導委員会の指導のもと管理を行い、日本魚類学会の放流ガイドラインに準じて放流しています。 2017年は初繁殖に成功し得られた稚魚9個体のうち2個体を放流、2018年は稚魚68個体のうち50個体を放流しました。
○鈴鹿川の水生生物調査(16年目)
鈴鹿川本流の14地点で水生生物を採集し記録してきました。昨年からは2地点のみの実施です。
○鈴鹿川のお魚観察会(8月18日・6年目)
地域の小学生と保護者向けに魚とり体験を開催しました。
○夏の鈴鹿川体験(8月26日・15年目)
地域のボランティア団体で運営し、延べ2000名程度の子どもや保護者が来場します。私たちはネコギギの飼育産卵についてポスター発表、魚とりの指導、投網の実演をしました。
○市長と話そう!(8月31日)
鈴鹿市長と部員が2時間にわたって「私たちの自然をみんなで守り続けるために」という題で話し合いました。
○日本学生科学賞・三重生物研究発表会・日本動物学会中部支部大会など、大会への参加により、研究の精度を高めます。
○鈴鹿川流域の環境展(15年目)
地域のショッピングセンターで鈴鹿川の生きものを数多く展示し、鈴鹿川の調査結果を展示して現状と課題を説明します。
○元祖!鈴鹿川水族館(16年目)
鈴鹿高校の文化祭では鈴鹿川の生物を展示し、係員(部員)が説明します。


部室でネコギギの世話をする様子