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荒尾干潟の生物多様性研究とアウトリーチ活動

熊本県立岱志高等学校理科部

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ラムサール条約登録湿地である荒尾干潟において、条約理念の保全・賢明利活用・CEPAを意識して活動しています。継続した干潟のカニ類や貝類の研究成果を踏まえて、マイクロプラスチックの調査を行なっています。

本校理科部は、2012年7月に荒尾干潟がラムサール条約登録湿地となったことを機に、条約理念の保全・賢明利活用・CEPAを理解し、高校生としてできる実践を進めるために、荒尾干潟での調査研究などの活動を開始しました。

「荒尾干潟の生物多様性研究とアウトリーチ活動」の調査研究として、昨年度は「塩性湿地のベントスとプラスチック」と題した研究を行いました。12種のベントス(カニ類や貝類などの底生生物)を確認した中で、8種類が泥湿地・ヨシ原特有の生物でした。また、絶滅危惧種の4種類を含め、9種類がレッドリストに記載されているベントスでした。全ての調査地点で堆積物をふるいにかけるとプラスチック片がありました。今年度は、この塩性湿地において1ヶ月に漂着する海洋プラスチックゴミの量を調べ、堆積物中のマイクロプラスチック濃度を調べています。ここに棲息するアシハラガニの胃袋内からマイクロプラスチックが、検出できました。

また、アウトリーチ活動においては、荒尾干潟保全・賢明利活用協議会が主催されている「荒尾干潟の日、生きもの観察会」に毎年ボランティアスタッフとして参加し、子どもや親子とともにベントス採集と名付けを行なっています。荒尾市教育委員会主催で、地域の小学生を夏休みの高校内に招待する「岱志塾」においても、毎年干潟の生きものを提示し、講師を行なっています。

昨年度の8月には、大分県タデ原湿原で活動している「九重ふるさと探検クラブ」と合宿を行い、荒尾干潟で活動しました。9月には、「KODOMOラムサール湿地交流in荒尾干潟」に、ベントス観察部門のボランティアスタッフとして参加しました。

いずれの活動も荒尾漁業協同組合や荒尾干潟保全・賢明利活用協議会とのつながりの中で行なっています。高校生自身が荒尾干潟で活動することを楽しみ、本校理科部で荒尾干潟ベントス186種を記録している知見を活かした活動で、小学生や幼稚園・保育園児たちを楽しませています。