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協働活動によるシマフクロウの生息地保全と事業の両立

製紙のシマフクロウを守ろうチーム

http://yacho-hogoku.seesaa.net/article/418852189.html

公益財団法人日本野鳥の会と日本製紙株式会社は、シマフクロウ(絶滅危惧ⅠA類)の生息地保全と施業を両立させる覚書を締結。生物多様性の保全と経済性を両立し、持続的なシマフクロウの保護につながる新たな仕組みです。

公益財団法人日本野鳥の会(以下、日本野鳥の会)はシマフクロウ(絶滅危惧ⅠA類)の生息地保全のため、土地の購入や地権者との協定により、独自の「野鳥保護区」を設置する活動を2004 年から展開しています。日本製紙株式会社(以下、日本製紙)は国内に約9万haの社有林を保有し、環境に配慮しながら木材生産の施業を行う「経営林分」と、自然保護に配慮し施業を行わない「環境林分」に区分して周辺環境、生物多様性に配慮しています。

両者は、2010 年に、3つがいのシマフクロウが生息する北海道根室地域の社有林約126ha の「環境林分」について協定を締結し、「日本製紙野鳥保護区シマフクロウ根室第3」を設置しました。シマフクロウは食物連鎖の頂点に立つ動物のひとつであり、その生息する森は生物多様性に富んだ自然環境を保護する重要性が高い地域とされています。設置した保護区では、シマフクロウをはじめ様々な生物の調査を両者の協働で実施しています。

一方、日本製紙が北海道釧路地域に所有する社有林(約1,986 ha)の間伐跡地では、2011年にシマフクロウの繁殖が確認されました。その社有林の大部分は、施業を行う「経営林分」です。同年から両者は生息地保全に向けた調整を進め、シマフクロウの行動圏を把握する調査も行いました。根室地域の保護区での活動と釧路地域での調査を進めながら、施業林での絶滅危惧種保護の重要性と双方の立場についての理解と信頼関係の醸成が進んでいたため、釧路地域では野鳥保護区は設置せず、施業を続けながらシマフクロウを保護する方法を模索しました。

そして、警戒心が特に強くなる繁殖期に営巣木付近の伐採を避けるなど、施業の規模や時期を限定したり、繁殖に利用する可能性のある樹洞木を保全したりする具体的基準を定めて、シマフクロウの生息地保全と日本製紙の施業を両立させるための覚書を2015年5月に締結しました。

●プロジェクト詳細紹介HP
日本野鳥の会
http://yacho-hogoku.seesaa.net/article/418852189.html

日本製紙株式会社
http://www.nipponpapergroup.com/csr/relationship/activity/cutting/