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たべよう 

工場の端材を有効活用した 琵琶湖の生物多様性保全活動

積水化学工業株式会社 滋賀栗東工場

琵琶湖湖岸の田んぼに魚を呼び戻す「魚のゆりかご水田プロジェクト」に参画し、工場の生産過程で発生する端材を有効活用した堰板や、一筆魚道を地域自治体と協働で製作・設置し、生物多様性保全活動を実施しました。

滋賀県では農業生産性を維持しながら、琵琶湖からきた魚が産卵し、稚魚が育ちやすい水田環境を取り戻すためのプロジェクト「魚のゆりかご水田プロジェクト」に取り組んでいます。当工場では、生産活動を通じて生じる合成木材の端材を、在来種の魚が水田に遡上するための「魚道」の部材として上記プロジェクトに提供し、地域自治体のメンバーと一緒に製作・設置を行いました。また、設置した魚道の有効性調査も実施し、魚の遡上が観測されております。

魚道の設置には費用と人力が掛かる上、従来の木製魚道では腐食が激しく数年で付け替えが必要になるなど農家にとって大きな負担となります。当工場の合成木材の端材を活用した魚道は、耐久性が高く、付け替え頻度が減少するなど農家の負担軽減に繋がります。一方、我々企業側にとっても、端材を活用することで廃棄物が減少するというメリットがあります。まさに生物多様性保全において滋賀県・地域・企業ともに「三方よし」を実現し、継続的に実施可能な取り組みとして活動を進めております。

本活動は2014年度より開始し、滋賀県内3つの地域において、現在までに、堰板については3水路分、一筆魚道については12基、水田内水路については、1200m分を設置し、今年度は新たな地区において角落しや大型堰板の設置を進めております。

また、本活動については、活動自治体にて当工場が「水田オーナー」として田んぼを借り受け、新入社員をはじめとし、社員及びその家族が田植え、生きもの観察会、稲刈り体験に参加し、環境教育の場として活用しています。工場内では、収穫された「ゆりかご水田米」を食堂にて提供する「水田米フェア」の実施や、社員クラブでの「ゆりかご水田米」で出来たお酒の提供、もち米を用いた餅つき大会等を企画しています。ゆりかご水田米の提供・PR活動も行い、「魚のゆりかご水田」を軸に、地域の生物多様性保全活動に取り組んでおります。