ふれよう
”ひろい”海の活動
一般社団法人ふくおかFUN(福岡県福岡市)
主に小学生を対象とした水中スノーケル体験・ビーチクリーンアップ活動を実施しています。子ども達が実際に福岡・博多湾の水中生物を観察した後にビーチクリーンアップ活動を行う、新しい形の環境啓発活動です。
当団体が活動する福岡県は、都会でありながら海に恵まれた地域です。その海の世界も実に豊かな生態系が広がっています。しかしながら昨今は、裸足で遊べるような海岸は少なくなり、子ども達の海離れも進んでいます。自分達が住む地域の海にどのような生きものが存在するのか、どれだけ素晴らしい自然に囲まれているのか、ということを知らずに育っていることも事実です。
当団体は、多様な生物・多彩な自然をスノーケルやビーチクリーンアップといった実体験を通して、海の世界を一人でも多くの子ども達に知ってもらうことで新しい感動や学び・インスピレーションを与えています。また、幼い頃には興味関心を持ちにくい環境問題について他人事ではなく自分事として捉え、自発的な行動に繋げていってもらうことを目的としています。そして、福岡の海や生物をもっともっと好きになってもらいたい、そして福岡に住む人々が自発的に自然や生きものと関わっていこうとする動きや環境を拡げていきたいと考えています。
『“ひろい”海の活動』は2015年から実施しており、初年度は福岡市内で合計7回の活動を行いました。2年目になる2016年は一回あたりの規模を大きくし、福岡県内の各地で7~9月の期間内に合計6回実施しています。
当団体は、博多湾の生物多様性や、自然の不思議・素晴らしさ・楽しさを一人でも多くのひとに伝えたいという想いから、主にスキューバダイビングのライセンス保持者が「ダイバーだからこそできる」という視点で公益性を伴った活動(水中生物の調査・撮影・記録、写真展の開催、海の生物を伝え守っていくための講演活動、など)も行っています。プロのスキューバダイビングインストラクターによる指導・安全管理が徹底されているということが強みです。
更新日:2016.12.21 ※記事の内容は投稿当時のものです