ふれよう まもろう
市民で育てる100年の森
特定非営利活動法人こんぶくろ池自然の森(千葉県柏市)
自然の湧水池がある森を「こんぶくろ池自然博物公園」として整備中です。近隣住民との協力による自然観察会・里山整備活動・各種の地域イベントを通して、自然と触れ合う活動を継続しています。
「こんぶくろ池自然博物公園」(整備中)には手賀沼の三大水源のうち唯一現存する湧水池があります。この湧水とそれによって維持されている湿地性の多様な動植物の生態系を擁するこんぶくろ池、またその周辺自然林の環境保全・整備を行い、貴重な湧水と緑の資源を育んでいます。森と人の営みを活かしたコミュニティ作りに関する事業を行い、住みよい町づくりの推進を図ることを目的としてNPO活動として取り組んでいます。
公園予定地は、つくばエクスプレス柏の葉キャンパス駅の近くにあり、高層マンション、戸建て住宅が開発されてきており、新住民による新しいコミュニティ作りが進んでいる地域です。こうした地域の人たちと、おひざ元である緑地を自らの手で、公園として解放していく活動を通じて、森と人の営を活かしたコミュニティ作りの場を持っています。
年間の活動内容は大きく5つあります。
【1】観察会として、春・秋の自然観察会、夏休みカブト虫の観察会、キノコの観察会、くもの観察会などを通して、自然との触れ合いを図っています。
【2】森の整備活動として、近隣住民と協力して公園作りサポートメンバーを募り草刈り、芝張り、芝生の整備を実施しています。
【3】自然とのふれあいイベントとして、秋のこんぶくろ池祭り、森のコンサート、森内の間伐材を有効利用した竹トンボ・ゴム鉄砲等の工作教室も開催しています。
【4】こんぶくろ池自然博物公園の啓蒙活動として 柏市の市民ギャラリーを貸切って『こんぶくろ池展』を開催し、広く市民にこんぶくろ池自然博物公園をPRしています。
【5】保全活動の報告会として
東大、千葉大で「こんぶくろ池保全活動報告会」を持ち回りで開催しています。