ふれよう
衣・食・住!異分野コラボ de SATOYAMA復元
あてま 森と水辺の教室 ポポラ(新潟県十日町市)
雪里環境の復元を目的とした農業・林業・田舎体験・地場産業体験など幅広い層が楽しみながら学べる、100種類以上のプログラムを毎日提供しています。異分野とのコラボによる新たな環境保全の価値創造に努めています。
十日町市の510haの広大なフィールドには、様々な自然環境がモザイク状に広がり、四季折々で多様な生物が生育・生息していますが、その一方で、水田や森林の放棄地、外来種、ロードキルなどの環境問題もあります。異分野との連携により、地域活性化と環境問題を解決できる持続的な仕組み作りに取組んでいます。
【稲作体験】「トキの舞い降りる棚田を目指して」を合言葉に、水辺の保全活動の一つとして「田っぽビオトープ大作戦」と銘打った稲作体験を行実施しています。一般向けイベントや企業のCSR活動及び教育機関の野外授業としての誘致・出前授業など、それぞれの目的に合ったプログラム内容に再構成し、参加者満足度の向上に配慮。地元伝統芸能保存会の協力により、旬の郷土料理を参加者に振舞う食文化の継承や、地元酒蔵とのコラボによるオリジナルの日本酒造りなど、非日常の体験も提供し、生態系サービスの重要性を普及しています。
【林業体験】荒廃した森林の健全化と二ホンリスのロードキル防止という明確な目標を掲げ、間伐体験など多様なプログラムを開発。参加者と共に楽しみ、環境保全につなげる木育プロジェクトを推進しています。建築系大学や自然系大学、地元林業関係者とのコラボにより、橋のデザインをはじめ間伐材を活用した自然共生型アウトドアパークに着手。自然保護×アート×遊びの融合に挑戦しています。
【人材育成】県内唯一のNEAL(全国体験活動指導者認定委員会 自然体験活動部会)指導者養成講習や企業研修、教育機関の野外学習を積極的に誘致するなど、自然体験を通じた種々のプログラムを提供しています。
【地域との共生】隣接するリゾートホテルの協力により、夜間のゴルフ場にて、ゴルフカートで野生動物を観察するプログラムや地場産業である織物工場の見学・体験、酒蔵めぐりなど、地域の観光資源となるスポットを掘り起こし、バスで巡るエコツアーを実施しています。県内外のホテル宿泊の方にも十日町市の良さを体感頂き、地域活性化にも寄与しています。
更新日:2017.12.27 ※記事の内容は投稿当時のものです