ふれよう まもろう
冒険の森づくり
富山森のこども園 (富山県富山市)
http://toyama-morinoko.blogspot.jp/
冒険の森づくりは、雑木林を丸ごと野遊びの秘密基地にしよう!と4年前に始まりました。藁の家づくりに始まり、アースキッチン、ツリーハウスと、みんなの“あったらいいな”が少しずつ形になってきたところです。
冒険の森づくりは、富山市旧山田村の雑木林を丸ごとやんちゃ坊主たちの秘密基地にしよう!と、富山森のこども園と地域NPO、山田地域自治振興会との協働プロジェクトとして始まりました。
旧山田村は、まだ日本の原風景の残る自然豊かな山間地域です。けれども過疎化・少子化が進み、子どもたちが群れて遊ぶ機会も、身近な自然にふれてすごす時間も大きく減少しています。また自然遊びの宝庫である雑木林やブナ林、竹林、田畑に人手が行き届かず、ただ放置され荒れていくことも課題です。
森に“仕掛け”を用意することで、子どもたちの生き生きとした集団遊びや野遊びを復活させ、本来子どもたちに備わっている遊ぶ力や野生のたくましさを引き出してやりたいとプログラムを企画しています。
最初は藁の家(ストローベイルハウス)づくりからスタートしました。
藁や土壁といった自然素材だけを使った家を大工さんや左官屋さんと一緒に子どもたちも参加して作ったものです。
翌年はこの家のそばにアースオーブンを作ってピザが焼けるようになりました。さらに隣の木の上にツリーハウス、周りの木々にターザンロープ・・・と、参加者が「次はあれを作ろう!」とますます盛り上がりをみせています。春の山菜採り、夏の流しそうめん、秋のお月見会、冬のイグルーづくりなど、四季を通じて森に集う定番行事が増えてきました。
また子どもたちも地域の一員として森や田畑で共に働く喜びや収穫の喜びを味わえるような活動も始まったので、これらも継続して行っていきたいです。「自分で考える」「自分で作る」「自分で行動する」子どもに育っていってほしいし、それを支援できるような活動に誠実に取り組んでいきたいと考えています。
更新日:2014.11.14 ※記事の内容は投稿当時のものです