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都市部の身近な自然の調査・保全・活用

特定非営利活動法人和光・緑と湧き水の会

http://wako-wakimizu.org/

都市部の身近な自然を知り、守り、活かす活動です。和光市の特徴的な自然である湧き水とその周辺の生態系を保全し、観察会などを通して身近な自然の大切さを伝え、市民や子ども達が、自然とふれあう場を提供しています。

和光市は武蔵野台地北東端に位置し斜面林と湧き水が多い地区です。東京都に接し、都市化の進行が著しく、自然環境の維持は重要課題です。当会では2000年より身近な自然の調査を行い、湧き水とその周辺の自然環境の特徴を把握し、その保全に携わってきました。またそれらの活動により得られた経験を多くの市民や子ども達に伝え、身近な自然を次世代に残す活動を続けています。

フィールドを市内の3箇所を主として、人と自然、人と人とのふれあいの場を創っています。
①白子地区:熊野神社、白子宿特別保全緑地(富沢湧水)、大坂ふれあいの森があります。いずれも湧水と斜面林があり、熊野神社は古くからの鎮守の森として親しまれ、富沢湧水は、市内で最も豊富な湧水量を誇る場所で、湧き水の仕組みが分る地層が観察できます。大坂ふれあいの森には豊かな落葉樹の斜面林があり、林床にはカタクリやイチリンソウなど貴重植物が自生しています。湧水の流れにはサワガニが棲み、オニヤンマも見られます。

②新倉ふれあいの森:市北部の荒川の低地に近い斜面林で、上部にはモウソウ竹林があり、下部は落葉樹と常緑樹が混じる斜面林で、林内にキンラン、ギンラン,ヤマブキソウ、タマノカンアオイなどが自生する貴重植物の宝庫です。竹林は密集を避ける手入れとして、春には子ども達を集めて竹の子採り、7月には市内の学校や児童館などに七夕用の竹を配布し喜ばれています。

③和光樹林公園:県営の広い台地上にある公園の一部で、コナラやクヌギなどを育てる森作りを行なっています。この区域では、機械による草刈りを避けて、多様な幼樹や野草が育つ環境を整備し、それを利用して、子ども達の観察会「昆虫探し森遊び」などを実施しています。保全と両立する虫取りや植物採集も認め、自然とのふれあいが好評です。

以上のようなフィールドでは、調査や保全と連携させて活かす活動、つまり、市民や子ども達が自然と「ふれあう活動」が軌道に乗っており、季節にあった活動を実施しています。