えらぼう
かまくら和器プロジェクト
NPO法人游風(神奈川県鎌倉市)
鎌倉の里山保全に必要な間伐をした時に発生する木の有効活用とイベントの飲食容器ゴミに削減に役立つ「かまくら和器」(木の器)を作り、普及啓発する活動です。
鎌倉の里山の手入れで発生した間伐材を運び出し、九州のマルゲン(株)に送付します。送った木は、薄くスライスし、熱を加え、圧縮して加工してお皿にします。また、型を抜いてわっぱ型にした器もあります。
製造工程がシンプルなため、エネルギー消費量が少なく、接着剤を使わないことから環境にも人間にもやさしい器です。その器をイベントで飲食用の器として使い、その器を回収し、(株)ベルウッドにて炭化処理をしています。その炭は、高温で処理されたアルカリ性の良質の炭でそれを里山の土壌改良剤として還します。同じシステムで国産材を使った「和器」の活動は、平成23年夏から始め、平成26年の12月から鎌倉の里山の木を利用して「かまくら和器」の活動も開始しました。「かまくら和器」を始めたときは、クラウドファンディングにより資金を調達し、里山保全グループには、65,000円程をお渡ししました。
和器は、平成26年度実績で10,900個程普及しました。「かまくら和器」は始めてから約2,300個の利用があります。今年度は、現時点では、約20,000円分を里山へ寄付する予定となっています。イベントで使うことで、鎌倉の里山への関心を寄せるきっかけを作ることが出来ます。
更新日:2015.12.01 ※記事の内容は投稿当時のものです