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捜真SDGsプロジェクト

捜真女学校(神奈川県横浜市)

家庭科の授業でカカオ豆の生産における児童労働とSDGsについて学んだことをきっかけに、フェアトレードのチョコレートとSDGsを意識したタピオカドリンクの販売を行いました。これらの活動を通して在校生の意識改革に取り組んでいます。

私たちの活動のきっかけは、家庭科の授業でカカオ豆の生産における児童労働とSDGsについて学んだことです。学校にも行けず、カカオ農園で労働を強いられている兄弟のビデオを観て、この現状を何とかしたいと本気で思いました。「私たちにできることは何か」という問いを授業内で真剣に考えた結果、多くの人にこの事実を伝えることだという結論に至りました。そこで有志を募り活動を始めました。

本校では先輩たちも同様の家庭科の授業を受けており、国際協力の活動を行ってきました。昨年の先輩たちは、安価なチョコレートを多くの人に配るのではなく「本当に愛のあるチョコレートを」をスローガンに、バレンタインデーの時期にフェアトレードチョコレートの販売を行いました。私たちもまずはこの活動を引き継ぎましたが、私たちはバレンタインデーの時期だけでなく持続的にフェアトレードのチョコレートを購入してもらいたいという強い思いがありました。そこで、パッケージがオシャレで、中高校生にとって身近なお店で購入できるチョコレートに注目し、販売しました。同時に全額がガーナに寄付されるチョコステッカーの販売も行いました。

活動を通し、チョコレートには光と影があることに気づきました。他にも私たちの当たり前の日常にも光と影が存在するのではと考えました。そこで、注目したのは中高生の間で起きているタピオカブームです。インスタ映えという光の影にはプラスチック大量消費による海洋汚染問題があります。そこで、この問題に取り組むため、9月末の文化祭ではSDGsを意識したタピオカドリンクを販売することにし、現在活動しています。ドリンクはフェアトレードの茶葉を使用してミルクティーを作ります。容器は生分解性プラスチックにし、ストローはステンレス製の物を用いて販売。持続的な意識改革という目標から、今後もそのストローを持ち歩き使用して欲しいと訴えながら販売する予定です。

更新日:2019.12.26  ※記事の内容は投稿当時のものです