つたえよう
サンゴ骨格染めで日常の中に綺麗なサンゴ礁を!
コーラル・ネットワーク(神奈川県川崎市)
サンゴ礁が美しく素晴らしいものだといつも思ってもらえるよう、普段の生活で使うハンカチやTシャツにオリジナルのサンゴ模様を布用クレヨンでなぞって浮かび上がらせる「サンゴの骨格染め」ワークショップを行っています。
1998年に設立された「コーラル・ネットワーク」は、世界中で行われているサンゴ礁・サンゴ群集の健康診断「リーフチェック」を日本で推進しています。リーフチェックはスキューバダイバー・科学者・地元住民により各地で年1回行うモニタリング調査です。
2008年の国際サンゴ礁年を契機に、都市でもサンゴ礁の保全に向けた普及啓発をしたいと考えたメンバーが考案したのが「サンゴ骨格染め」です。サンゴ骨格染めは、サンゴの骨格に布を当て、布用クレヨンでなぞることによりサンゴの骨格模様を布の上に浮き上がらせる技法で、クレヨンを重ねて色を混ぜることもできます。アイロンをかければ定着し、洗濯しても色落ちしません。綺麗な模様をつけたハンカチやTシャツを普段から使ってもらうことにより、サンゴ礁に思いを馳せる機会を増やし、サンゴ礁を好きになってもらい、将来的に保全についても実践していただけることを期待して行っています。また、作品を見た他の人から「綺麗だね」と話しかけてもらった際に、サンゴのことを話してもらうことで、サンゴ礁についての認知がより広がると考えています。
サンゴ骨格染めは、開始以来、毎年2~4回程度のワークショップを継続してきました。これまでに、自主企画の他、「エコプロ」をはじめに「エコライフフェア」「アースデイ東京」「新宿御苑みどりフェスタ」「OCEAN PEOPLES」「World Oceans Day」「SATOYAMA&SATOUMIへ行こう!」などの多くのイベント・展示会に出展し、ワークショップを行ってきました。
特にこの数年は、「SATOYAMA&SATOUMIへ行こう!」にてハロープロジェクトのアイドル(モーニング娘。、℃-uteなど)が出演するプロモーション動画のサンゴ骨格染め版を撮影し、イベント開催前にYouTubeで紹介していただいています。
更新日:2017.12.27 ※記事の内容は投稿当時のものです