つたえよう
地元の自然を見つめ!発信!太子チャンネル!
太子町立中学校 社会科学部(大阪府南河内郡)
http://kir050674.kir.jp/taishi-tyannneru.html
社会科学部は身近な自然を対象とした研究活動を行い、その結果や知ったことを手作りの情報誌「太子チャンネル」への掲載しています。また、小学生対象の自然観察会を通して、身近な自然について発信しています。
社会科学部の活動は大きく科学分野と社会分野の2つに分かれます。科学分野の活動は校区の豊かな自然に目を向け、密着し、そこに生息する生物を対象に研究活動を行っています。具体的には、絶滅危惧種IB類のカワバタモロコの繁殖生態の解明や保護に関する研究、そして局所的に多数生息するホタルやホタルの餌となるカワニナを中心とした水生生物の研究を行っています。また、大阪教育大学、懐風館高等学校、富田林高等学校の科学部、校区内の小学校とも連携しています。校区内の小学校ではビオトープを活用しカワバタモロコの繁殖実験に取り組んでいます。
それに加え、研究で明らかとなった結果は地域へ還元しています。具体的には、メダカの研究で明らかとなった、メダカの繁殖トリガーについては小学校の担当の先生に伝えました。また、小学校のPTA行事で小学生対象にビオトープの生きもの観察会を行ったり、紙芝居やペープサートなどでビオトープの生きものについて紹介しています。それに加えて、校区の環境保全団体の方々と連携し、校区を流れる石川などで学んだ知識を活かして水辺の生きもの観察会などを行っています。
また、社会分野では、生徒が住む地域の良いところを紹介する、情報誌「太子チャンネル」を発行しています。記事の内容を考え、取材し、記事を書き、印刷し、冊子にして配布するまで、全てを生徒の手で行っています。また、科学分野で調べたこと、得た知識を「太子チャンネル」に掲載し紹介しています。具体的には、太井川のホタルや身近な生きものについてなど、校区の意外と知られていない自然について紹介しています。太子チャンネルは校区内の小学校や役場、コンビニなどに400部設置しています。
更新日:2016.12.21 ※記事の内容は投稿当時のものです