つたえよう ふれよう まもろう
紙芝居、絵本を活用した判りやすい環境教育
海と空の約束プロジェクト(兵庫県明石市)
子ども達や無関心層に判りやすい環境教育を行うため環境絵本「海と空の約束」を出版。兵庫県立大学のサークルなどと共に国内外で多様なセクターと協働して紙芝居や絵本を使った環境教育活動を行っています。
2009年に生物多様性保全、自然界の自浄作用や私たちの暮らしと自然環境の繋がりに気づき、考え、学ぶことができる絵本「海と空の約束」を自費出版。
子ども達や環境問題に無関心な層に「判り易いメッセージを伝える」ことは、極めて重要です。行政、事業者、NGO、NPO、教育関係機関等様々なセクターとコラボレーションしながら大型紙芝居「海と空の約束」と振り返り学習会など「伝える活動」を約5年前から毎年約30回程度行っています。
絵本は市販もしており「国連の生物多様性10年日本委員会の推薦図書」に選ばれたほか紙芝居(A1サイズ、A2サイズ、B4サイズ)の無料貸出し、ホームページからの動画配信などをして普及啓発に努めています。
普段は兵庫県立大学の環境サークル(PSS~いきものずかん)と協働で多くのセクターとコラボレーションし地域での普及活動を展開していますが、最近は紙芝居は関西に留まらず関東、東海、九州などでも使われ始めています。
また海に囲まれた日本の生物多様性保全に役立つよう、島々(現在、屋久島、伊豆諸島、小豆島、隠岐、沖縄の島々等29の島々:拡大中)の教育関連施設や図書館に寄贈したり、JAL、ANA等の飛行機の機内に児童図書として配置し判り易く心に響くメッセージを送ることに努めています。
地元神戸では市教育委員会と連携し小学校の理科・総合的学習の夏休みの自由研究の優秀作品に顕彰制度を設け、5年前から「海と空の約束賞」を10作品表彰し絵本を副賞として継続的に渡し続けています。
「Think Globally、Act Locally」のとおり、英語、インドネシア語、ベトナム語、中国語、韓国語、クメール語に翻訳し、JICAやオイスカ、NPOなどとコラボレーションし国際交流事業や海外の子ども達に「伝える交流事業」にも着手しました。JICA隊員によるインドネシアやケニアで紙芝居を使った環境教育が展開され始めているほか、関西の大学生の国際交流サークルCREDOやNPOスロラニュプロジェクトなどとの協働でカンボジアの小学校などに教材として絵本を届ける活動を推進しています。
更新日:2014.10.23 ※記事の内容は投稿当時のものです