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つたえよう 

日本産後鰓類データベースの構築

特定非営利活動法人全日本ウミウシ連絡協議会

http://www.ajoa.jp/seaslugdb/data/Home.jsp

日本産後鰓類データベースはNPO法人全日本ウミウシ連絡協議会が運営しています。研究者が運営に参加し、学術的な意義のあるデータベースです。誰でも投稿でき、利用者は最新の知見を得られるメリットがあります。

当法人は、研究者とダイバーがウミウシ(後鰓類)に関する情報と知見を共有することを目的に設立したNPOです。対象であるウミウシとは貝殻を持たない巻き貝の仲間で、世界に6,000種程度、日本近海には1,000を超える種がいるとされています。種の生物多様性を誇る動物ですが、日本には研究者が少ないために、最新の知見を一般に紹介する場が今までありませんでした。一方でインターネット上には一般ダイバーやダイビングショップが制作公開する、愛称・仮称の入り乱れた趣味的データベースが乱立し、それが分類学的混乱に拍車をかけています。そこで当法人は、日本全域を対象に、どのウミウシが、どの季節に、どの地域で見られたかを登録し、データベース化するプロジェクトを立ち上げました。それが日本産後鰓類データベースです。 

本データベースはウミウシの研究者が運営に参加し、ウミウシ分類学の最新知見とその典拠が明示される、学術的な価値のあるデータベース構築を目的としています。最大の特徴は、誰でも参加できる「投稿型」であることです。生物データベースは従来は博物館などが運営する性質のアーカイブで、一般から情報を集めない「非投稿型」である場合が多いのに対し、本データベースは疑問や質問、コメントも投稿可能で、研究者が回答する形で登録を行います。研究者は自分で調査採集に行かずとも、いながらにしてウミウシの生物地理学的・行動生態学的情報が得られます。一方投稿者は最新の知見を得られるメリットがあります。