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三嶺の豊かな森を守る活動

特定非営利活動法人三嶺の自然を守る会

http://kn8.jpn.org/mk/

高知県と徳島県にまたがる三嶺山域で「三嶺の豊かな森を守る活動」を行っています。内容は、深刻な被害状況にあるシカ食害の調査・対策と登山者が多くて生じる「オーバーユース」の課題に対応した啓発活動です。

1.ニホンジカによる食害に関する活動
(1)ミヤマクマザサとコメツツジ群落(国の天然記念物)を食害から守る活動:2010年に徳島県が群落の保護のため三嶺山頂部に設置した防シカ柵は、冬季の積雪と強風で壊れます。2014年から壊れた柵からシカの進入を防ぐため柵の点検・補修を行なっています。
(2)シカ食害から樹木を守る樹木ガード活動:2010年から徳島森林管理署と連携し活動を行なっています。食害に遭いやすいウラジロモミ、リョウブ、ダケカンバ等の樹木にガードを巻く活動です。
(3)シカ食害調査・写真報告書等の活動:広く県民に食害の状況を周知することが効果的な対策につながると考え、2008年から食害の写真記録を実施。写真報告書3回作成、写真展3回、講演会3回開催の実績があります。

2.オーバーユースに対応した活動
(1)植生の回復をめざす活動:2007年から植生が踏まれ裸地化した三嶺山頂にネットを敷き、植生の回復をめざしています。ネットの補修と取り替えは毎年行なっています。
(2)ベニバナヤマシャクヤク(徳島県絶滅危惧Ⅰ類)群落を守る活動:2013年、盗掘が起きていた群落を長さ180mの柵で囲みました。毎年春に柵の補修を行い、定期的に観察を行います。
(3)荒廃する登山道の補修活動:オーバーユースで溝状になった登山道に雨水が流れ込み、深掘れが進みます。この道に食害で枯死した木を置くことで土砂の流失を止め、元の道に戻す活動を実施しています。
(4)「山のトイレマナー」の呼びかけ:三嶺の水場から大腸菌が検出されたことから活動を始めました。登山者や山岳会に「用を足して登山を」と呼びかけ、トイレマナーの講演会の開催や、三嶺山頂トイレでの清掃と便槽の観察を行なっています。これまで2度「三嶺トイレクリーン作戦」を実施しました。