ふれよう
いきもの広場で遊ぼう
公益財団法人東京動物園協会井の頭自然文化園(東京都武蔵野市)
http://www.tokyo-zoo.net/zoo/ino/ikimono_hiroba/
園内の一部(1300平米)を、身近な自然で遊びながら、生きもの物を探し捕まえる体験をする場として整備しました。生息する生きものを見せるのではなく、見つけてもらうことを主目的としています。
井の頭自然文化園園内の一部(1300平米)を2010年6月から約1年半かけて整備しました。身近な自然で遊びながら、生きものを探し捕まえる体験をしてもらう場として活用しています。生息する生きものは、こちらから移入すること無く、自然に集まってくる生きものたち。生きものを見せるのではなく、見つけてもらうことを目的としています。
広場内には、雑木林・草地・池といった様々な環境を作り、呼びたい昆虫の食草となる木を植えています。例えば、ミカンやユズはアゲハのなかま、エゴノキはエゴヒゲナガゾウムシ、アケビはアケビコノハ、などです。生きものの住処づくりを兼ねて、生きものを見つけやすくする仕掛けも設置しました。観察ボード(地面に板を置き、それを開けることにより、土の中に潜む生きものを容易に観察できる)、観察シート(木に巻き、めくることができる)、石を積んだ山、朽ち木、などです。
開放日時は、4月~10月は毎週日曜日、11月~3月は毎月第2日曜日の11時~12時のみ。その他、団体指導等で使う場合もあります。時間限定の理由は、踏圧などでの環境の劣化を防ぐためとスタッフの人員体制の都合からです。
対応スタッフは、教育普及係職員(3名前後)およびボランティア(10名前後)で、来場者の発見を促す声かけをし、見つける喜びを体験してもらっています。(昆虫類は漠然と見ているだけでは、見つけることが難しいので、スタッフのサポートがより高い効果を発揮しています)
通常利用者数は、130名前後(1/3が利用経験者・2/3が新規利用者)。利用者は、未就学児とその親が中心です。多様な昆虫が集まってくる環境を維持するため、年10回のモニタリング調査を委託しています。年3回程度、職員やボランティアで、剪定や草刈り、耕耘、池の清掃などの大規模な維持管理作業を実施し、一定の状態を維持するように努めています。
更新日:2015.11.06 ※記事の内容は投稿当時のものです