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生きもの元気米

NPO法人河北潟湖沼研究所

http://kahokugata.sakura.ne.jp/ikimonogenkimai/index.html

農薬の空中散布をしない、畦の除草剤を使わない「生きもの元気米」。田んぼ一枚ごとに生きもの調査をして、その田んぼにいる生きものをパッケージに表示します。どこのどんな田んぼで誰が作ったかがわかるお米です。

石川県河北潟地域には水田地帯が広がっています。ここはたくさんの野生の生きものにとって大切な場所です。数多くの野鳥が見られる場所で、日本一長いミミズ「ハッタミミズ」が見つかった数少ない生息地の一つです。

しかし近年、生きものの種類や数は減少傾向にあります。かつてたくさんいたハッタミミズも、今では絶滅危惧種となりました。また、地域の人が日常の食材とするほどいたマルタニシはまったく見られなくなり、メダカも減少しています。
カエルの鳴き声もなかなか聞こえてきません。生きものでにぎやかだった昔の河北潟地域を知っている地元農家の方の中には、この現状をなんとかしたい、という思いを持つ人も少なくありません。

そこで私たちが今年から地域の農家と協力してはじめたのが「生きもの元気米」です。生きもの元気米は、栽培する時に「ネオニコチノイド系農薬をラジコンヘリで空中散布しない」「畦の除草は草刈機などを使用し畦で除草剤を散布しない」。この二つを条件にしています。農薬の空中散布後は、生きものの数が激減します。また、頻繁に除草剤がまかれる畦は、土がぼろぼろになるので、
この二つが、田んぼとその周辺の生きものに大きな影響を及ぼしていると考えています。

お米の栽培期間中は私たち河北潟湖沼研究所の研究員が田んぼ一枚ごとに生きもの調査を行います。田んぼにいる生きものの種類や数で農薬の使用を減らしていることを証明し、お米の付加価値を高めるためです。
こうした条件で栽培したお米を、生産した農家の名前と共に、生きもの調査の結果を表示したパッケージに入れ、「生きもの元気米認証」シールを貼付けて販売します。

このような条件を満たすお米作りが広まることで、水田に多様な生きものが生息し、安全なお米を消費者に提供できる、持続可能な農地・農業が広がることを目指しています。