えらぼう
「日本初」サステナブル・シーフードの社員食堂への導入による海の生物多様性への貢献
パナソニック株式会社(大阪府門真市)
“日本初”社員食堂への「サステナブル・シーフード」の継続導入を通じ、海の豊かさを守る「認証制度の認知向上」や持続可能な食材を選択するという「消費行動の変革」により、海の生物多様性への貢献を目指す活動。
1)取組みの背景・きっかけ
[1]社会的背景
・SDGsにおいて、目標14「海の豊かさを守ろう」等の生物多様性への取組みが、強く求められている
[2]当社関連背景
①約20年にわたるWWFジャパンとの協働での「海の豊かさを守る」活動
・南三陸における環境配慮型のマガキ養殖業の復興支援を通じて、2016年3月に「日本初」のASC認証取得など、
直接的・間接的に生産者のMSC/ASC認証取得を支援
②30年にわたるオリンピック支援
・東京2020オリンピック・パラリンピックでは、持続可能性への配慮が重視されており、ワールドワイド公式
パートナーとして、レガシー構築に貢献
③社員の社会参画を通じた社会課題解決
・2018年の当社創業100周年を機に、社員が社会課題に気づき、参画できる活動を促進
・国内に約10万人の従業員がおり、約120拠点の社員食堂に導入を目指すことが、ひいては家族や友人、地域
にも広がり、社会的インパクトを増大
2)活動の目的
・「サステナブル・シーフード」およびその代表的な認証である「MSC/ASC認証」の「認知向上」を通じ、消費者でも
ある社員から「消費行動を変革」し、SDGs目標14達成への貢献、生物多様性への貢献、更には「持続可能な社会
作りへの貢献」を目指す
3)活動概要
[1]自社の社員食堂への導入
・社員食堂で「サステナブル・シーフード」を提供するためには、給食会社様、流通会社様 等のサプライヤー企業
の皆様に、加工・流通認証である「MSC/ASC」 CoC認証を取得いただく必要があり、当社の考え方、目指す姿を説明し、協力を依頼
・当社としても、社員の認知向上のために、説明パネルやポスター、卓上POP等の掲示、説明チラシの配布等を
積極的に実施することの提案を通じ、ご理解いただき、“日本初”の導入を実現
[2]自社の導入拠点拡大推進
・導入拠点を拡大するために、給食会社様 等における認証取得拡大を推進
・2018年12月末現在で、11ヶ所にに導入済み
[3]他企業の社員食堂などへの「サステナブル・シーフード」導入拡大を推進
・説明会の実施、講演会への登壇、イベントでの発信、個別相談対応 等を通じ、提案や支援を実施中