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えらぼう 

輸入合板代替製品で生物多様性に貢献する

三菱ケミカルホールディングスグループ クオドラント・プラスチック・コンポジット・ジャパン株式会社

http://www.quadrantplastics.com/jp/industries/non-automotive.html

日本の建築現場で使用されているコンクリート型枠用合板は、東南アジア地区からの輸入木材に大きく依存しています。当社の「Xシート型枠」を普及させることにより、熱帯雨林を保護し、生物多様性保全に貢献します。

東南アジア地区の森林伐採による生物多様性の劣化につながる課題を解決すべく、繰り返し使用可能なコンクリート型枠「Xシート型枠」を開発し、普及に努めています。

東南アジア地域から日本に輸入される木材合板の大半は、建設現場で使い捨てで使用されるコンクリート型枠の材料です。このことが、生物多様性の豊富な熱帯雨林を急速に減少させ、気候変動と生物多様性を損なう大きな原因になっています。

東京オリンピック・パラリンピックの開催が決まった2013年より、グローバルなサプライチェーン視点での環境に配慮した、持続可能な建材に関心が高まっています。自社では、グループと連携して、有識者や様々なステークホールダーとの情報交換や対話を行いました。その結果、安価な東南アジア産の木製型枠を繰り返し使用できるXシート型枠に代替することが、熱帯雨林を保全するとともに、先住民の人権の尊重にも貢献すると確信しました。

代替普及活動における大きな課題は、高い耐久性を持つXシート型枠の、総合的な経済性の優位をアピールすることです。そのために、木製の型枠製品との価格差と、繰り返し使用可能である点を、取引先に説明しています。さらに、半透明の板を採用して採光性を高め、建設現場での作業安全性を高める工夫や、型枠表面を滑らかにすることで、木材型枠の課題であったコンクリートの仕上がり面の平滑性と、剥離性を改善しました。これらの建設業者が、無理なく代替できるような工夫と代替することによるメリットを、積極的に説明しています。

マレーシアから日本への合板の輸入量と、Xシート型枠の出荷の推移を比較したところ、2013年以降、合板輸入量は緩やかに減少していることがわかりました。一方、生物多様性保全を目的とした、マレーシア産等の木製型枠からの代替普及活動の効果からか、2015年度のXシート型枠の出荷数量は、2013年度の2倍以上に伸びています。

今後もXシート型枠の普及を通じて、グローバルな視点での生物多様性保全に貢献します。