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つたえよう 

六甲山のキノコの多様性調査

兵庫県立御影高等学校環境科学部生物班(兵庫県神戸市)

http://www.hyogo-c.ed.jp/~mikage-hs/

六甲山の「再度(ふたたび)公園」におけるキノコの多様性を伝える活動を地域と連携しながら、標本作成、生態的分析から行っています。その成果は学会や県内外の様々な企画展で公開しています。

2007年度より、六甲山の再度公園に自生するキノコの多様性を伝える活動を、市民グループ「兵庫きのこ研究会」、兵庫県立人と自然の博物館、神戸市立森林植物園、神戸YMCAなどの各団体と連携しながら行っています。キノコの観察や標本の展示から「見える多様性」を、生態分析からは「測る多様性」を伝えることが目的です。

キノコの観察は兵庫きのこ研究会とともに行い、鑑定の協力をしていただきました。また標本作成の技術や、生態分析の手法などは兵庫県立人と自然の博物館から教えていただいています。さらに神戸市立森林植物園や神戸YMCAでは企画展の場所を提供していただくとともに、「キノコフェスタ」や「こどもキノコ観察会」などのイベントでも協働しながら、地域の活性化に協力しました。昨年度は岡山高島屋(岡山市)、福井原子力センター(敦賀市)での企画展で協力したり、株式会社バイオコスモが主催する「KINO-1グランプリ」(東京都)にも参加し、県外の方々にも標本展示などからキノコの多様性を伝えました。

生態的な分析では、「公園内におけるキノコの出現傾向の分析」、「将来的なキノコの種数の予測」、「菌根菌と腐生菌の好む気温や降水量の分析」などを行い、その成果を日本生態学会、日本菌学会、京都大学アカデミックデイ、全国野生生物保護実績発表大会、全国ユース環境活動発表大会などで発表しました。

キノコの多様性が見られる森林環境は、バランスの取れた生態系であると考えられます。長期モニタリングを継続しながら、これからも公園内のキノコの状態を把握し、その成果を多くの人に伝えてゆきたいと考えています。

更新日:2017.12.27  ※記事の内容は投稿当時のものです