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地域と歩む由良川保全活動

私たちは、由良川の化学的・生物的調査、清掃活動を定期的に行い、由良川を見守っています。また、市民参加型清掃活動「由良川クリーン作戦」の実施や小中学校や保育園への出前授業の実施など、啓発活動に努めています。

北近畿最大の一級河川である由良川は、サケが遡上する最南端の河川であり、貴重な生物種が生息する生態系豊かな河川です。また、由良川と共に学ぶ私たちにとって、心の癒しの場となっています。私たちは化学的調査、水生生物調査により由良川の水質調査を行い、平成21年度より由良川を見守ってきました。

幸い水質に大きな変化は無いものの、活動を通して大きな問題にぶち当たりました。それはゴミ問題です。河川や河川敷に、家庭ゴミや粗大ゴミ、また、バーベキューの残骸、ペットボトル、タバコの吸い殻などが捨てられているのです。河川ゴミは世界中で問題となっているマイクロプラスチックの原因の一つであり、分解された微細なプラスチック粒子が生態系を通して人類を含む多くの生物に影響を与えることから、その対策が急務とされています。私たちは苦々しく思いながらも定期的にゴミを回収し、分別すると共にゴミの調査を行なってきました。最も数が多いのはタバコのフィルターで、続いてビニール類、プラスチック類となりました。このゴミの現状を多くの人に伝えるため、4月に一般市民に参加を呼び掛けての由良川清掃活動「第7回由良川クリーン作戦」を実施しました。

また、地元小中学校、保育園へ環境出前授業を実施し、「由良川レンジャー」としてレンジャー衣装を身にまとい、由良川の素晴らしさを伝えると共に、河川にゴミを捨てないように呼び掛けました。野外授業として一緒に川に入り、水の感触を感じながら水生生物調査を実施しました。また、河川の漂流物を活用するため、流木をリサイクルした鉛筆立て作り教室を実施し、お年寄りから子どもにも喜んでいただきました。

現在、由良川のアユが激減しており、その実態を調査するため、個体数調査、外来生物調査、水温調査、藻類調査などを行なっています。アユは綾部の観光資源であり、アユの数が回復し、由良川が美しく元気な河川になる事を願い、さまざまな活動に力を入れています。

更新日:2019.12.26  ※記事の内容は投稿当時のものです