生物多様性5つのアクションたべようふれようつたえようまもろうえらぼう

conserve 

(日本語) ~みんなで作ろう!昆虫100種大図鑑~ 小諸絶滅危惧種ビオトープ プロジェクト

「~みんなで作ろう!昆虫100種大図鑑~ 小諸絶滅危惧種ビオトープ プロジェクト」は、当社社員が長野県小諸市にある安藤百福センターの敷地内にビオトープを作り、小諸市に生息する昆虫の住みやすい環境を整えるCSR活動です。


2018年5月には一般のお客様といっしょに植栽を行いました。

現在地球上には、推定3,000万種の生物が存在していますが、人間の活動による地球環境の悪化により、1975年以降は年間4万種が絶滅しているといわれています。国連で採択された「持続可能な開発目標 (SDGs) 」でも目標15に掲げられるなど、人類の生活基盤である生物多様性の問題に国際社会も動き出しています。
長野県では、県内とその周辺地域にのみ生息・生育している固有種が数多く存在し、種や生態系レベルで高い多様性が見られる一方、「長野県版レッドリスト (動物編) 2015年」(絶滅のおそれのある野生生物のリスト) では、絶滅危惧種614種を含む計774種のうち昆虫類が586種を占め、多くの昆虫の生息が脅かされています。そこで日清食品グループは、「~みんなで作ろう!昆虫100種大図鑑~ 小諸絶滅危惧種ビオトープ プロジェクト」を2017年11月から進めています。日清食品グループ社員が長野県小諸市にある安藤百福記念自然体験活動指導者養成センター(以下、安藤百福センター)の敷地内にビオトープを作り、小諸市に生息する絶滅危惧種の昆虫が住みやすい環境を整えていく活動です。
第一段階として、2017年11月に日清食品グループ社員有志23名と地元ボランティア6名、計29名が参加し、ビオトープの造成作業を行いました。ツタや雑草だらけのセンターの敷地の草刈りや間伐、不要な石の撤去などを行いました。他にも、朽ち木や落ち葉でカブトムシの産卵場所を作ったり、丸太でカミキリムシのすみかづくり、池の土掘りなどを行いました。
第二段階として、2018年5月に、公益財団法人 安藤スポーツ・食文化振興財団が安藤百福センターで実施した「小諸ツリーハウスプロジェクト」の春のイベント「森の生きものがたり」で、一般の来場者と一緒に、絶滅危惧種のチョウの食草や花を植えてビオトープを完成させました。
第三段階として、2018年11月に、「小諸ツリーハウスプロジェクト」の秋のイベント「いきものに感謝祭」では、社員によるビオトープの草刈りや落ち葉かき、シイタケの榾木を使用したクワガタの産卵場所でづくりを行いました。また、一般来場者にはシイタケの菌打ちを体験してもらいました。このシイタケは榾木は、収穫後、クワガタの産卵場所として再利用します。
今後、ビオトープを訪れた人々が撮影した昆虫100種の写真で、デジタル昆虫図鑑を完成させます。


2017年11月に地元ボランティアと造成作業を行いました。

更新日:2018.12.27  ※記事の内容は投稿当時のものです