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(日本語) トンボ100大作戦 ~滋賀のトンボを救え!~

滋賀に拠点を持つ企業7社が連携し、県内に存在すると言われる100種のトンボの調査、保全、発信の3つのアクションで、地域の様々な団体と連携の輪を広げながら地域の生物多様性保全に楽しく貢献する活動です。


広がる調査範囲、びわ湖で64種目のオオサカサナエ発見!

○団体概要:
生物多様性びわ湖ネットワーク(以下、NW)は、滋賀に拠点を持つ企業が連携し、県内に存在すると言われる100種のトンボに関する調査・保全・発信の3つのアクションで、地域の様々な団体と連携の輪を広げながら地域の生物多様性保全に貢献する団体です。
○構成団体:
旭化成株式会社、旭化成住工株式会社、オムロン株式会社、積水樹脂株式会社、 ダイハツ工業株式会社、株式会社ダイフク、ヤンマー株式会社(7社の活動対象敷地面積:約4,149,
214㎡、従業員数:10,872名)
○背景と認識:
滋賀県は100種のトンボの生息を確認している有数のトンボ県で、全国で唯一2回の全市町村対象のトンボの調査(1990・2010年代)が行われています。同調査では企業敷地が含まれておらず、企業の生物多様性保全活動による敷地の自然環境調査データも取り組みノウハウも共有されておらず、社会的なインパクトは限定的でした。

そこで企業の調査から「企業敷地だからこそ守られている環境がある」、「企業が連携することで社会的インパクトを大きく出来る」という認識を得て、各社の調査データや取り組みの情報を専門機関や各社で共有しながら、地域で保全の機運を高める「トンボ100大作戦 ~滋賀トンボを救え!~」(以下、3つの作戦)を掲げました。

①滋賀のトンボ100種を探そう!
企業敷地のトンボモニタリング調査を1つの報告書にまとめ専門家にデータ提供。他社調査にも同行し、企業間の交流を図っています。
②滋賀のトンボを守ろう!
モニタリングで得られた情報を元に、各社でビオトープの造成や保全コンテナの設置、浮島の設置などの保全活動を行いその事例を共有しています。
③みんなに知らせよう!
各社の調査結果やNWの活動を地域の博物館や参加企業でパネル展示。地域のセミナー講演などでも広く発信し、滋賀のトンボを通じて自然の大切さや楽しさを広く発信しています。


ヤンマーびわ工場での子ども向けトンボ観察会、各社でも実践中!

更新日:2018.12.27  ※記事の内容は投稿当時のものです