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(日本語) コウノトリが舞い降りる田んぼづくり

坂口エコメイトの1~6年生までが、地元の環境部会の協力を得て、もち米づくりを毎年行っています。12月には親子でしめ飾りづくり、1月には餅つき交流会、5~6年生だけかき餅づくりまで行って、1年が終わります。

ふるさとの山「矢良巣岳」に見守られながらの田植え。

一連のもち米づくりは、手で植えて、草取りも体験し、手で刈り取り、地元の環境部会が作った稲架(はさ)で干しています。高学年になると、稲架 の上に乗ってもいいという子どもたちの中での約束事項となっています。

田んぼの作業をしながら、泳ぐオタマジャクシや水生昆虫(ヒメゲンゴロウ、マツモムシなど)、いろんなカエルたちと触れ合い、コメ作りはたくさんの生きものも育んでいることを知っていきます。

毎回、環境部会の皆さんが顔を出してくださり、子どもたちと地域の方たちとの交流の場にもなっています。「コウノトリが舞い降りる田んぼづくり」は15年ほど続いていて、この田んぼを中心に観察会も続けており、ビオトープや退避溝、慣行農法の田んぼなど、場所によって生きものが違うことも分かるようになりました。

この無農薬無化学肥料で収穫したもち米で、地元の工房が赤飯にして販売したり、地元の敬老会に配ったりして活かされています。

また、3月には環境部会の皆さんで「祝餅」をつくり、坂口エコメイトの全員に卒業、進級、卒園祝としてプレゼントしています。毎年恒例のようですが、収穫量に変化があり、減収になったのはなぜなのか、その年の気温や雨量など天候について考える、よいきっかけにもなっています。

収穫したもち米やわらを使って、昔ながらのかき餅をづくり。

更新日:2018.12.26  ※記事の内容は投稿当時のものです